ビジネスマッチョの行く先

頭が良くて、判断が明晰で、コミット力が強くて、だから結果が出せる。けれども、それが故に頑張りきれない人たちをこき下ろしてしまいがちなビジネスマッチョな人たちが一定数いるわけですが。

それは本当に素晴らしいことだなと思いつつ、結果を出せば出すほど、結果を求める会社組織だったり、利益を出すことが最重要価値というコミュニティにおいては評価をされていく一方で、どんどん個人的なつながりは減っていって、会話が成り立たなくなり、孤独になっていく可能性が高まるとも思っていて。


もちろん、コミュニケーションもバッチリで、適材適所をきちんと踏まえた対応ができる人たちもいて、その人たちは孤独とは無縁の暮らしだと思うので、彼らはいわゆるビジネスマッチョとはまた違った存在だとして。

結果出してるんだから間違ってないだろうが、という態度だと多分孤独が深まるんだろうなと思うわけです。それがまあこの世の中において、会社組織で生きることと結果を出すことが重視されがちな価値観が強いとすれば、ついつい世の中で求められる人材になっていくことを目指し、一生懸命に生きて幸せになれると踏んで頑張ってしまうに決まっている。

その突き詰めた行く先が、共感されることのない孤高の強い存在になって、孤独になってしまい、それが本人の苦しみになるのだとすると、どこでその道を見直せばよかったのだろうかと思ったりして。


自分の道が間違ったとは思いたくない時、自己正当化を主張するために、結果を出してない人を責めるという行動は十分にあり得るでしょうし、なのに当の本人は孤独になって結果的には救われない。なんてことが、悲観的過ぎるシナリオではなく、フツーに起こるシナリオなんじゃないのかと思ったりしております。


自分の道が間違ってないと思いたい、けど、苦しい。
けど間違ってないと思いたいから、素直に聞くのが難しい。


そんな人に、どんな関わりが出来るだろうか。
どう関わると、本当にその人の耳に声が届けられるものだろうか。

急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。