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ステキな金縛り

1日坊主にならずに2日目も映画をしっかり観ることができました。といっても流れでそのまま鑑賞した方がよいと思い、三谷幸喜作品5作目 "ステキな金縛り" を。もちろんネタバレありますのでお気をつけください。


最高でした。僕はよく「最高」という表現をしてしまうので軽い印象をよく受けるのですが最高でした。他の作品と比べるのはアレなんですが、直近で観た "THE有頂天ホテル" "ザ・マジックアワー" よりも格段に好きな作品です。まずストーリー設定が最高すぎるし、ハッピーエンドで心が満たされました。そしてコメディと銘打っているにも関わらず、弱冠27歳一般成人男性の私、泣いてしまいました。三谷作品はだいたい140分前後と長尺気味であり、上述の2作は途中で中だるみになってしまう瞬間を感じたのですが、これは違う。なにもかもが最高でした。3150。


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まあ相変わらずの豪華出演キャストっぷりで。
僕は有名な俳優さんが多く出演する作品っていうのは元々他の作品での役が根付いてたり、第一印象で何かを決めつけちゃったり、と邪念がつきまとってしまうのであまり好まなかったんです。が、もうこれはすごかったですね。各出演者の個性出まくり。異種格闘技戦ですよこれは。


深津絵里さん本当に素晴らしかったですよね、もう違和感もなにもないっていうかこういうポジティブな人本当にいますもんね。僕が一番唸ったのが、阿部寛さんと生瀬勝久さんの配役です。察しのいいみなさんならお気づきのことと思いますが、もうこの二人の雰囲気が完全に "TRICK" の上田次郎と矢部謙三じゃないですか。ちょっとここで感動しちゃいましたよ。あと一人で暴飲して身体壊しちゃうところとかは完全に "結婚できない男" の桑野信介。


そしてラストシーンの法廷の話を。
今までコミュニケーションが取れていた更科六兵衛がエミには映らなくなるんです。予想だにしない展開にグッと引き寄せられます。自分の姿を認識されていないと認識した六兵衛の表情も「とうとうその時が来たのか...」感あって僕はうわあああああああああああああってなりました。このとき、六兵衛は成仏できたからもう見えなくなってしまったと思ったんですよね。そしたらところがどっこいエミはお父さんの姿も見えないじゃないですか!って憤りかけたんですけど、親子がハーモニカでコミュニケーションをとるシーンは号泣してしまいました。普通にお父さんが現れてコミュニケーション取れてたら、死んでいないも同然ですからね。


という感じでもうめちゃくちゃ最高でした。あ、検事と弁護士は敵ではないっていう名言もあったな!あれすっごい社会風刺感じてときめいた!最高。


ネームバリューだけが一人歩きしている三谷幸喜監督。
なんてことはない。絶対に観なければ後悔する作品に出会えました。



ステキな金縛り
監督:三谷幸喜
2011年公開

98点

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