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ep3 パソコンは武器になる

             〜みお七ヶ浜で働き始め、仕事の楽しさを知る

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Windowsとインターネットに出会った

小学校の頃にMS-DOSのパソコンを学校で触ったことが、パソコンに触れるきっかけになるのだが、自分用のパソコンを持ち始めたのは、高校生の頃だった。

Windowsという使いやすいOSが登場し、インターネットという言葉が出回った。

初めてインターネットを知ったときは衝撃を受けた。

これで、いろいろなことができるんだろうなと、ぼんやりだけど描いたりしてみた。

これを活用すれば、「分けられた世界」との境界線が薄くなるのではないかと思った。

もちろんインターネットが生活に密着していくのは、それからしばらく後になるのですが、パソコンは私にとって夢のある機械だった。

パソコンはすぐにアウトプットするためも重要な手段になった。

入力して印刷をすれば、意思を伝えることができる。

その時は、用紙にアウトプットすることが主流だったが、意思を伝える手段を確立できたことは事実だ。

それから数年後パソコンをインターネットに接続することができた。

当時のインターネットはダイアルアップをして時間の制限もあったがこのパソコンを使えば仕事もできるかもしれない。

そんなことも思い始めていった。

しかし、私の人生を振り返るとそう簡単に事柄は運んでいってはくれない。

パソコンを使う仕事を探してみたが職に就くことができなかった。

スキルアップすることの大切さ

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ある程度、学生が終わり「仕事をしたい」と思うようになったが、できることが限られているために、仕事がなかった。

そんな時に家族から「もう少しスキルアップを図ってみたら」と提案され、いろいろな勉強会に参加してみた。

家族は、私が「分けられた世界」に留まることを許さなかった

今でも感謝している。

当時、偶然にも宮城県で障害者にIT技術を教えるプロジェクトがあって、パソコン事務の基本的な操作を教えてもらう機会を経験することができた。

こうした勉強会に参加することによって、今まで自分が自己流でビジネスソフトなどを使っていることに気づかされた。

私は特に、この時にExcelを鍛えることができた。

Excelにいろいろな関数を打ち込むことで、いろんな値が打ち出せることが分かった時に、Excelの楽しさを知ることができた。

この時に、Excelについて深く学んだことがこの後に大きな自信になってくるのである

みお七ヶ浜で働き始める

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私にとって20代前半は、目立つことも何もない人生だったかもしれない。

一方で、自分はこれまでのある意味自由に使えた時間に、たくさん充電できることができたかもしれない。

「仕事」はいつも探していた。

そんな時に、家から近いところに「みお七ヶ浜」という障害者のB型の就労施設ができた。

最初私は、障害者施設で働くことに抵抗を感じていた。

ディサービスようなイメージを持っていた。

勝手に、「分けられた世界」だと決めつけていた。

もちろん、いろいろな施設があるので、B型の施設がどういうところと一言で言えないところもあります。

後に知るのだが、私の通ったみお七ヶ浜、運営しているはらから福祉会は、「働くことが生活の支え」にしようとしてる志の強い施設だった。

食品製造を行い、日本中に販売することで売上を上げて、利用者の給料を少しでも多く渡そうとしていた

「食品製造」と聞いて私にはできることがないと勝手に決めつけていたところがあった。

正直、通うのをためらった。

その時に、助けて頂いたのは、はらから福祉会の理事長「武田元」さんと当時の常務理事「小室論」さんだ。

私は、みお七ヶ浜に通う前に先に挙げた自分の思い違いを小室さんにメールでぶつけていた。

小室さんは、その一つ一つに対して、丁寧に返信してくださった

今考えれば、私は本当にかわいげのない人間だ。

その時、小室さんによく書いてあったことを今でも覚えている。

「とりあえず、働いてみなさい」

後に判明することだが、小室さんは私とのメールのやりとりを理事長の武田さんとも共有してくださっていた。

そして、みお七ヶ浜の開所日に武田さんから事務分野の作業で働いてみるのはどうだろうかという提案を受けた。

「とりあえず働いてみなさい」

武田さんも同じことを仰った。

私ははらから福祉会みお七ヶ浜で働くことになった。

みお七ヶ浜での仕事は、開所時から働くことになったので、事務の形式ファイルが揃っていなくて、一から作成することが最初の作業だった。

でもこの時に先に書いたExcelを学んだことが大きく役にたった。

たまたまその時にExcelやパソコンに詳しい方が、そこにいなかったため、自分のスキルが役にたちしかも感謝されるという経験をするのである。

このみお七ヶ浜で働くことはとても楽しかった。

会計ソフトの入れ替えの時期とも重なり、よりハードなこと、より責任を持って行う作業に挑戦させていただいた。

私の仕事の型は、はらから福祉会みお七ヶ浜で生まれている。

ここが原点だといつも思っている。

そして私はこの時に次のことを確信した。

「パソコンは武器になる」

この武器をいどう活用できるか、それの気付くのはもっと先にことになるのだが、この確信が自分を強めていくのである。

ep4に続く

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