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自動運転(自動車) 安全なのか

自動車の自動運転技術は日々進歩している。
どんな技術でも、誰かが、みんなが望んでいるからこそ進歩する。
誰でも「より安全な」を望んでいる。

自動運転は、「危険」と考える方も少なくないようだ。
自動車を運転している状況は、時々刻々と変化し、予想もできないこと(人が急に飛び出してきたり)も起こるので、機械(システム)に任せているより、人間が判断、運転したほうが「安全」と考えているのだろう。

交通事故死者数は、
2019年は、3,215名(1948年(統計開始)以来最少)
1970年の16,765名をピークに、
その後、増減はあるものの
1990年半ばに10,000名を下回ってからは、年々減少している。

交通事故発生数は、
2000年~2005年ごろがピークで、年間95万件程度発生していた。
その後、減少傾向にある。

交通事故死者数、発生数は、いろいろな要因により増減する。
[増加要因]
・自動車保有台数の増加
・物流、仕事、旅行などによる交通量の増加
・高齢者の増加
・・・

[減少要因]
・交通環境(道路等)の整備
・交通モラル(学校教育等による)の向上
・自動車の安全装備(エアバックなど)の増加
・自動車の安全システム(ABS、自動ブレーキなど)の増加
・・・

などが考えられる。
自動車の安全装備、安全システムだけが交通事故を減らしているわけではないが、減らす一助になっていることはまちがいない。

例えば、
オレが、運転免許をとったころ(1990年ごろ)は、
タイヤがロックしないように「ポンピングブレーキ」(ブレーキペダルを踏んだり、離したりする)を教えられた。
つまり、人間ABSってことになる。
急ブレーキが必要な時にポンピングブレーキなんかやってられないので、ブレーキをいっぱいに踏み込んでしまう。
そこで、ポンピングブレーキを機械(システム)に任せたのが、ABSってことになる。

ABSが出始めたときは、ABS装着車のブレーキはなんか違和感があったり、制動距離が極端にのびるなど、いろいろ問題があったようだ。
でも、最近はそんなに違和感や問題は少なくなっている。
運転している人間が、ABSの動きに慣れたのもあるが、よりスムーズで、より合理的なABSに進化したためであると思う。

現在、アクセルペダルの踏み間違い、スマホ操作による注意不足などによるヒューマンエラーに起因する事故は、少なくない。
これらの解決の一つとして、自動運転がある。
しかし、自動運転も導入初期には、誤動作やシステムの未熟さによる問題が出ることが予想される。
その問題が社会として許せない範囲であれば、普及することはないが、
自動車メーカーや自動運転に関わる会社が機器、システムの改良を進める中で、そのような問題は解決されていくはずである。

自動運転がすべてではないが、そのうち普及していき、さらに交通運転を減らすことができると思う。

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