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Dior 2024SS プレタポルテ を考察してみる : 「反逆者たちへの敬愛」を表現

Hello! エシカルファッションを志し、
現在は主に日本で織・加工されたリネン生地を使用して服や小物を製作しているitoa.n.のイトアです

本日は
気になったファッションショーから1つをpick up !

今回はパリコレクションで9/26(現地時間)に行われたDior 2024SS プレタポルテを考察していきます


Dior 2024SS コレクションは「社会で独立を主張する女性」と「過去の反逆者たちへの敬愛」を表現

ディオール ウィメンズのクリエイティブ ディレクター、マリア・グラツィア・キウリが今季表現したのは ”独立した女性像”

そこから、過去に社会のシステムに対抗し反逆してきた占い師や魔女などへの敬愛も、表現されています

ショーの背景には、女性を社会の枠組みの中へ押し込めようとする言葉が並ぶエレナ・ベッラントーニの「NOT HER」が繰り返し流されました

パッションピンクとイエローに彩られた会場を歩くモデルたちは、その背景とは対照的に黒やグレーなどの落ち着いた、それでいて力強いスタイルを身に纏っていました


考察:力強さを感じるオールブラック・端正なシャツやジャケット:
男社会で自立して生きる凛とした女性像

オールブラックのスタイルからスタートし、全体的にもブラックカラーが大半を占める、ディオールではめずらしいショーでした

背景の明るいカラーとは対照的に、ブラックスタイルに身を包み、颯爽と歩くモデルたち

素材は透け感のある生地やレースなど、女性らしいものも使われていますが、

ヘアスタイルもキッチリとまとめられていて、アクセサリーも存在感はありながらも主張しすぎない

その全身から”芯の強さ”を感じるコレクションでした

ところどころに登場するシャツやジャケットやコートは、どれも落ち着いた色味で大人っぽく、仕立ての良さを感じる作り

途中、ホワイトカラーのレーススタイルなども登場しますが、レースもか弱い女性のソレというよりは、アンティークレースのような、しっかりとした作りのもの

そして足元はワーク感を感じるブーツや、グラディエーターパンプス
(ちなみに、一時期サンダルでも流行ったグラディエーターは古代ローマの戦士を意味します。強さの象徴みたいな感じですね)

女性らしい洋服にも、しっかりとした足元がコーディネートされており、「自分の足で力強く歩く女性」を感じました

コレクション全体からは、成熟した、そして自立した、でも女性らしさを忘れない、そんな女性像を彷彿とさせられました


まったくの余談ですが、
コレクションの中で、片肩だけがでているスタイルが多く見られたのですが、私はそれがどうしても、祭りのときに、サラシを巻いて、片方の肩にだけ法被を引っ掛けている女性が頭に浮かんでしまって。。。

それもまた、「強い女性像」というつながりからでてきてしまったのかな、なんて思いながらも、「マリア・グラツィア・キウリはそんな日本の風景、想像もしていないだろうなー」なんて考えていました笑


個人的に欲しいアイテムたくさんだった今回のDior!

そして、個人的には今回のDiorのコレクション、めっちゃ可愛い!!!
リアルでも着やすそうなデザインも多く、今の気分に合う人が多いのではないかなーと感じました。

(服が)端正な顔立ちで、シンプルで、でもデザイン性があって、上品で、女性的。
そして芯の強さを感じる。なんて魅力的なんでしょう。。

気になった方は公式から動画がでていますので、ぜひyoutubeでcheckしてみてください♪


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