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もし水道水を使わないとしたら?

都市に住んでいると、水道水の水を使わないとすると水はどこからみつけだせばいいんだろうと考えたときに、水を飲むのにコンビニに行ってペットボトルを買う方法以外思いつかなかった私にショックを受けました。それをきっかけに水について考えるようになりました。

ドイツにいたときに、お皿を洗うのにいつも通りお皿に石けんつけて水で流してまた石けんをつけてを続けていたら、あきれた顔で、日本は水が豊かでいいね。でも、ここでは、水を大切にしてほしいと言われてドイツ式のお皿の洗い方を教わったことがありました。水の使い方や水の豊かさは、場所によって違う事やどんなに日本で水の量などを気にせずにたくさん使っていたかを気づかされた言葉でした。

冷たいお水が飲みたいときの氷

氷もお水から作る。そのお水がもったいないと思えば、石で出来た氷を使えばいいかも?変成岩の石鹸石や火成岩の花崗岩などは、熱や酸に強い性質を持っていたり保温性などがあるので、水の冷たさを保温することができて、氷のように溶けないので、洗って何回でも使うことができます。

色々な場所へ行き、都市以外だと蛇口から出るお水は、水道水だけではなく、井戸水。雨水。浄化した川の水など色々な水を使っているところがあることを知りました。この前滞在していたところで台風がきて、雨が降ったら何も出来ないなと思いながら家の中で竹籤を作ってみんなで遊んでいたら、水の流れをみにいくぞっ!と自然の先生達が盛り上がり。みんなでカッパを着て家の周りから草むらや森までみてまわりました。水の流れを知れば、どう水を得ればいいのかや土砂崩れの起き方まで知れる。雨が降っているときは、残念がるのではなく水の流れをみる一つのチャンスでした。

雨水タンク

ある場所では、蛇口から水道水ではなく、雨水がでるようになっています。屋根に落ちたしずくを集めて雨水浄水システムを使って雨水を貯めています。

ここの雨水浄水システムのファーストフラッシュダイバーターを少し紹介します。雨が降り始めたときの最初の水は屋根の汚れやホコリが混ざってるので、はじめの一定量はタンクに入らないようにしています。汚れた水がたまると赤いボールが浮いてきて、汚い水が入った穴を塞いでそれ以外のキレイな水がタンクにたまるようになっています。

(この映像でいうと赤いボールが浮くまで下に流れこんでいる水が汚い水)

https://www.youtube.com/watch?v=fUuGvpRlKwY&fbclid=IwAR1kl0tMrY0JDK9svfqBEJ0BhNwtbmtjQvLK4pF7iK5LTgcTbUkivNScZTw
他にも屋根と樋のところにネットをつけて、ゴミがはいらないようにしたり
樋からタンクの方に流れるところにもネットつけてあったりします。
このタンクがあると、雨が降ることがすごく嬉しくなる。雨が降る事が生活と繋がり自然現象のエネルギーを無駄にせず活かせることができているような気がしました。

地球が誕生したときから今まで、雨水の量は変わっていません。そして、飲める水だったり、使える水は、限られています。2.5%が飲める水だとすると97.5%が海の塩水で、30%が地下水だとすれば、1%は使える水で、70%は氷水。一日でも水を使うところに意識を向けると、色々なことが見えてきました。一度トイレを流すのに使う水の量だったり、お皿一枚洗うために使う水の量だったり。毎日の飲む水の量など。身近なものですが、なくなったことによって気づくことだったり、考えることだったり、新たなことが見えてくることがたくさんありました。

砂漠でも水の使い方、あり方は変わってます。それについては、また今度。

この記事が、水について考える小さなきっかけになったら嬉しいです。またねー。



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