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【生き抜く話】人間は常に欲する生き物

どうも伊藤です。


突然ですが、人間は常に何かを欲し、何かに悩んでいますよね。


先日ニュースになりました、某有名芸人さんの不倫。

あれだけきれいな奥さんがいて、地位や名誉も手に入れて

それでもなおスリルや刺激を欲したわけです。


不謹慎ではありますが、昨日のニュース。

あれだけ才能があって、人気もあって、世間に評価されていて

そんな方でも、思い通りにならないものがあり、悩むわけです。


最近、いろいろ考えていたので、ちょっと文章にしてみようと思います。


1.マズローの法則


みなさん、マズローの法則はご存じでしょうか?

社会の教科書とかにも出てくる、有名な法則です。

簡単に言えば、人間は常に何かを欲するよ、っていう法則。

人間の欲求は5段階に分かれていて、

1. 生理的欲求
2. 安全の欲求
3. 社会的欲求
4. 承認欲求
5. 自己実現の欲求

の、1→5の順に欲求が移り変わっていくよ、ってことらしいです。


某有名芸人さんの件は、どれになるかと言われると難しいですが、

5が変異して1に近いものになった感じなのでしょうか。


ここまでは、とても有名な話。

しかし、正直、すごく違和感を覚えました。

ある程度、内容も読んで、小さな違和感はすべて払しょくされたのですが、

最も大きな違和感が、どうしてもぬぐえない。


自己実現の欲求、一番上じゃなくないか??


自分をどうにかしたいって、変な話自分本位でどうとでもなるわけです。

あとは自分の努力と、時のめぐり合わせ次第なのではないかと。


ただ、他人をどうにかしたいっていう感情、これがより高位のものなんじゃないかなと?

自分ではどうにもできない、他人とか他人の集合体とかをどうにかしたいという欲求は、どこに区分されるのかと。

どうなんだマズロー?どうなんだ?


完全論破か!?!?


そんなわけないですよね。相手は偉い学者さんです。

調べてみると、マズローはのちにこんなことを言ってるらしいです。


6.自己超越の欲求


やっぱりありました。

こちらは、「他者や社会など、自分の外にあるものに対する貢献」をしたいという欲求だそうです。

有名な俳優さんたちが、慈善事業に携わったりするのは、これに入りますね。

もちろん、多少の承認欲求や、その評価による新しいマネタイズ等の打算も、0とは言えないでしょうが、その心持は本当に素晴らしいと思います。


2.欲求による悩み


「欲求」とは、「悩み」の種だと思います。

もっと言うと、欲求があるから、理想が生まれ、理想と現実のずれが悩みとなるのです。


一番低次の悩みで例えると、生理的欲求。

トイレに行きたいけど、近くにトイレがない。

理想としているのは、トイレにいった後の自分。

そこのギャップが悩みとなるわけです。


こんなしょうもない悩みならいいのでしょうが、

高次の欲求による悩みは、結構なものです。

自己実現欲求で例えると、

世界的な学者になりたい。

そのためには、まずそのレベルの頭脳がいるし、

もちろんそれなりのお金もいる。

そして、素晴らしい発見が生まれるタイミング等、運も含まれるかもしれない。

本当に自分にそれができるのか。

非常に大きな悩みが生まれます。


そう、高次の欲求に行くほど、悩みも大きく、そして解消が難しくなるのです。


もっと言うと、高次の欲求にたどり着いた人は、

「他の人よりも様々なものを持っている人」

なのです。

そんな、解決する術をたくさん持っている人でも、どうにもできない悩み

私のような人間には到底想像もつきません。

おそらく、自己超越の欲求のゾーンに入っているのでしょう。


命を絶つという選択、私は怖くてできませんが、

それを正しいか間違っているか、私には言う権利はないなと感じます。

私には、それだけたくさんの物を持っている方でもどうにもできなかった悩みを

その方なりに解決したのだと考えれば

是非を語ることなんて絶対できないなと思いました。


3.他人への期待は捨てる


私は、自己実現の欲求にとても囚われている人間です。

人よりも自分が好きだと思うし、自分のためならわりと何でもできます。


ただ、自己超越の欲求には、足を踏み入れたくないなと思います。

他人は自分の力ではどうにもならないというのが自明だからです。

塾講師をやっていた時、毎週のように宿題をやってこない子、毎週のように授業中にしゃべっている子、様々な子がいました。

何度も注意しましたが、どうにもならない。

でも、特に子供は、それも個性だと受け入れるしかない部分もあるのかなと思いました。

他人への過度な期待は、大きなギャップを生み、悩みと化します。

だからこそ、他人を変えたいとか、そういう気持ちを持つことは非常に素晴らしいと思いますが、

私は自分がかわいいので、自分が壊れる姿を見たくないので

手を伸ばして届く範囲の欲求を満たすことが、何よりも大切だと思っています。


4.エンゲル係数は下げない


※エンゲル係数…1世帯ごとの家計の消費支出に占める飲食費の割合のこと。


バカみたいな見出しだこと。


はい、これは大学の時から心に決めていることです。

エンゲル係数は、もちろん馬鹿みたいには使いませんが、自分が好きなものを食べるようにして、意図的に下げたりしないようにしています。

高級な料理とかはあまり興味ないのですが、

好きなラーメンとか食べるのはできるだけ我慢しないようにしています。

(なお、ダイエット始めたので控えます)


なんでこんな話するかと言うと、これが自分なりの悩みをためない方法だから。

基本的に、悩みが多い性格で、一見破天荒にみられますが、

相当な陰キャだし、自由奔放な生き方ができない人間なのです。

それなので、食べることくらいは、自由にしよう。と心に決めて生きています。

ダイエット中も、食べる内容は変えるけど、量をがっつり減らすとかはしません。


そうやって、1つくらい、自分の中で我慢しないものを持つことで、

1人でも多くの人が、心の平静を保てればいいなと思います。


なんでもいいんです。

ギターにはお金かける。とか

美容にはお金かける。とか

そういう精神的支柱を1つでいいから持ってください。

全部我慢したら、ほんとにつぶれてしまうから。


5.終わりに


相変わらず、散文ですみません。

でも、どうして悩むのか、そのメカニズムが少しでもわかれば、

ただ悩むだけという状況を打開できるのではないかと思って、書いてみました。


自己満でしかないのですが

誰かの心に響けばうれしいです。


今日はこんなところで。

ではでは!

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