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AVIDが新商品 MTRXⅡを発表!〜MTRXⅡの大きな特徴〜

新商品 MTRXⅡ

今回、AVID MTRXの販売終了に伴って発売が開始されましたMTRXⅡ。
以前のMTRXと比べ、さらにパワーアップしての登場となりましたが、
では、どこがどう変わったのか、以前の仕様と比較しながらMTRXⅡの仕様をご紹介しましょう。

先ずは、そもそもMTRXとは何かをおさらいしましょう。
MTRXは大きく分けると以下の3つの機能を持ってます。
1.オーディオインターフェイス
2.オーディオマトリックススイッチャー
3.スピーカーモニターコントローラー

それでは早速各機能がどのように変わったか見ていきましょう。

1.オーディオインターフェイス

ProtoolsなどのDAWで音を録音・再生するための入口と出口になります。
Protoolsの場合、専用のHDXと呼ばれるDSPカードを使用する場合があり、そのカードとの接続にDigilinkという規格を使用しています。MTRXにはDigilinkポートが2つ、合計64ch分の入出力が標準でついています。MTRXⅡも同様に2つのDigilinkポートを備えています。

2.オーディオマトリックススイッチャー

マトリックススイッチャーとは、複数の信号がある場合に信号の
行き先を決める機能を持つ機器の総称です。マトリックススイッチャーに入力された信号をどの出力に送るかを決めるものです。MTRXでは1500chx1500chのルーティングマトリックスでしたが、MTRXⅡでは4096chx4096chと大幅に拡大しました。

3.スピーカーモニターコントローラー

モニターコントローラーとは、分かりやすく言えばスピーカーのボリューム調整をするもので、エンジニアが作業の際に適当な音量に調整するためのものです。また、SPQというスピーカーチューニング用のEQが、以前はオプションでしたが、MTRXⅡでは標準搭載となり、最大で128ch分のイコライジングが可能になりました。

その他の変更点

・DANTE256ch標準に。但しSRCには未対応のため、SRC使用の場合はオプションカード追加の必要あり。
・TB3オプションによりPTに限らずNUENDOなどのDAWでも使用可能になります。
・MTRXで標準搭載だったAESがオプションだけになりました。

下記の仕様に変更はありません。
・8スロット分のオプションカードスロット
・Coaxial MADI 64ch装備
・REF入出力

追加オプションカードの種類

・8ch Mic/Line ADカード
・2ch Mic/8ch Line ADカード
・8ch Line ADカード
・8ch DAカード
・2x8ch I/O AESカード
・2x16ch I/O SDIカード
・128ch MADI SFPカード
・DANTE 128chカードSRC対応
・DIGILINK I/O CARD

追加オプションモジュールの種類

・MADI MODULE FOR BASE UNIT
・THUNDERBOLT 3 MODULE

なお、オプションカードはMTRXとMTRXⅡは同じカードが使用可能です。

以上、MTRXⅡをご紹介させていただきました。
これから更新をお考えの方、ご検討宜しくお願い致します。


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