itoh4126

Nothing so ridiculously teenage and despera…

itoh4126

Nothing so ridiculously teenage and desperate

マガジン

  • ペパボのデザイナーが書きました

    • 90本

    GMOペパボ株式会社のデザイナーが note に書いた記事をまとめています

最近の記事

「縁の下のUIデザイン」が示した、縁の下に留まらないUIデザイン

今日のUIデザインやソフトウェアデザイン、プロダクトデザインといった領域を扱った文章においては、「デザイナーとエンジニアの協業」「デザイン組織の立ち上げや運営」のようなどんな環境で作るかといった題材や、「ユーザーの需要や行動の調査」「デザインシステムの運用」などといったUIデザインを取り巻く環境についての情報発信が活発なように感じられる。 そんな中、先月に刊行された「縁の下のUIデザイン──小さな工夫で大きな効果をもたらす実践TIPS&テクニック」は、どのようなものを作るか

    • GUIデザインのヘヴィネス、あるいはデザイナーとエンジニアの性質にみるソフトウェア開発の難しさについて

      現代におけるソフトウェアやアプリケーションの開発では分業化が当たり前になっている。たぶんスケーラビリティなどが背景にありつつ、「良い感じのものをどう作るか」以上に「良い感じの組織をどう作るか」の観点が前景化してきたのだと思う。 そして、もはや大多数が疑うことすらなく参加しているこの分業体制を前提に、しばしばデザイナーとエンジニア(脚注1)の協業や連携の難しさが取り沙汰されるような印象だ。 現代では協業をなめらかにするべく設計された様々なソフトウェアが活用されているのに、こ

      • 規模の大きめなデザイン組織に入った。それもデザインシステム担当みたいな感じで。

        もう半年前なので今更になってしまったけど、6月にGMOペパボ株式会社へ入社した。 2018年から2022年まで所属した株式会社スペースマーケットでは自社ソフトウェアのUIをデザインしてて、自主的に学んだり仕事をする中でいくつもの面白い経験と視野を獲得できてきたように思っていたところで「今も面白いけど、もっと色々なデザイナーと刺激し合いながら仕事したら今以上に面白い感じになるのでは」となったのが転職の理由だった。 ペパボには以前からWebの分野を中心にデザイン組織として骨太

        • SFC期DQシリーズにみるタスク指向からオブジェクト指向設計への転回

          オブジェクト指向設計やUIのモードレスネスを扱った記事には普段からアンテナを張っているのですが、 先日、この記事が偶然目に留まりました。そして内容に触発された形で(タスク指向設計とオブジェクト指向設計の比較という擦り尽くされた感のあるテーマではありますが)自分も有名JRPGを参照しながら書いてみようと思い立ちました。ちなみにポケモンでは初代でキャラクターを遅延読み込み的に表示させている挙動が好きです。 この記事で取り上げるJRPGとは「SFCオリジナル版ドラゴンクエスト6

        「縁の下のUIデザイン」が示した、縁の下に留まらないUIデザイン

        • GUIデザインのヘヴィネス、あるいはデザイナーとエンジニアの性質にみるソフトウェア開発の難しさについて

        • 規模の大きめなデザイン組織に入った。それもデザインシステム担当みたいな感じで。

        • SFC期DQシリーズにみるタスク指向からオブジェクト指向設計への転回

        マガジン

        • ペパボのデザイナーが書きました
          90本

        記事

          OOUI本こと「オブジェクト指向UIデザイン」輪読会

          こんにちは、スペースマーケット デザイン部の伊東と申します。この記事を書くにあたって「オブジェクト指向UIデザイン」本のAmazonリンクを貼ると「Amazon.co.jpで購入する」というタスクがラベリングされたボタンが前面に出た埋め込み形式となってしまい、オブジェクト指向がテーマなのにこれでは…とモヤモヤしているのが最近の悩みです。そのままURLだけ貼ればいいのでしょうか。 本題に戻ると、社内でここ2,3ヶ月ほど取り組んでいる試みとして記事タイトルの通り「オブジェクト指

          OOUI本こと「オブジェクト指向UIデザイン」輪読会

          UIデザイナーが2020年に買って良かった本

          こんにちは、スペースマーケットでUIデザインを担当している伊東です。 昨年に続いて、今年もUIデザインに関連した本の振り返りをします。 昨年度の文中で触れているように、スペースマーケットのデザイン部では書籍の購入費用を負担してもらえる制度が存在するのですが、今年はリモートの比重が増え、リアル出社と頻度が逆転したために"購入書籍をオフィスへ置いておいて好きな時に読んだり持ち帰って読む"といった去年以前のような運用が難しくなりました。 この点については後でも触れますが、ひとま

          UIデザイナーが2020年に買って良かった本