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2023 皐月咲く京都 重森三玲の旅6・“太郎屋”さん+Holly’s Cafe

【2023年5/25〜5/26に京都へ行った。
先週2022年11月の京都の話を終えたばかりなのに(今シリーズ1の執筆時の6/29)。
実は今シリーズは“2023極寒京都”と“2022紅葉なり始め京都”と少し繋がっている。】

(今シリーズの初回を書いてから時間をかけて続きを書いている。その間、実家の母の体調及び認知症が変化し、短期間に何度か実家地方へ往復したし、介護休暇なるものも取得していた。このことはこのシリーズが終わって書こうと思っている。)


松尾大社から京都駅を経由して四条駅へ。ホテルにチェックインだ。

ホテルはお馴染み、TEH POCKET HOTEL 京都四条烏丸。
観光客も増えてきているからか、コロナ期よりお値段上がってきている。なので今回は公式では無く、日本旅行webから予約した。なぜかその方がお安かったからである。
(ただしキャンセル料とか発生する。公式アプリからだとキャンセル料発生しないはず…)そのため、バーコードでチェックイン出来ず、フロントでの手続きも必要なのだ。

さっそく荷物をぶちまける


今回の部屋は518。
女性専用フロアではないが、ホテル自体は結構安全だと思う。綺麗だし。5階からならちっちゃい窓からの眺めも楽しめる(笑)。
荷物を置いて、いざ夕飯処へ。


今回の夕飯は、クセになりつつある、“あおい”さんではない。5日くらい前に予約の電話をしたら、残念ながらスタッフさんの結婚式(おめでとう!)で臨時休業。
京都に行くことはだいぶ前から決めていたのに、予約の電話をグズグズとしなかったのはそういうことだったのか。

だからと言って密かに憧れている“高倉”さんは今からではなおさら無理。

なので慌てて他を探した。
すると、四条烏丸付近に良さげなお店が。
あの交差点を渡るけど長く見積もってもホテルから10分以内だ。

ググって割と上の方に出てくるので、観光客ウエルカムであろう。
ハトはあまりにも地元ディープなお店には入れないのだ。

そのお店の名はは“太郎屋”さん。お惣菜の店、とある。おばんざいではないらしいが、ハトには同じに思える。
1人なので17:00からの予約で。混み合わないし、カウンターのお惣菜はほぼ全て並んでいて目にも楽しく、なかなか良いのだ。

交差点の近くにこんな雰囲気のお店があったとは。

ちょっとだけ道に迷いつつも、ほぼ時間通りに到着。
先客様はカウンターにすでにご機嫌のおじさん3名と外国人カップルが。

予約した旨を伝えると先客と離れた、カウンターの端の席に案内された。
ホット一安心。

カウンターを見渡すと本日のスターが勢揃い。どれも美味しそう。
いきなり日本酒から始める。もちろん、京都のお酒を指名。
お惣菜は“1人盛り”、つまり一人前にしてくれるという。素晴らしい。
さらに“盛り合わせ”もあるという。お惣菜でもサラダでもスイーツでも“盛り合わせ”に飛びつくハトとしては、迷いなく盛り合わせをオーダー。

“盛り合わせ”は、こんにゃく煮、ポテトサラダ(看板商品の一つらしい)きんぴらごぼう、ぜいたく煮(たくあんを塩抜きしてから薄味に煮たもの)、小松菜とお揚げのおひたし、の5点。

お惣菜の盛り合わせ。
幸せの盛り合わせだ。
お皿もステキ
やはり京都の日本酒は少なめ。
“招徳”から頂く。伏見のお酒だ


京都の人は他の地方のお酒を飲みたくなると言うことを“あおい”さんで聞いていたので、お酒リストが京都のお酒ばかりでなくてもがっかりはしない。
もしも、京都のお酒ばかり味わいたかったら、“京都酒造館”や“伏水酒蔵小路”などがいいのだろう。しかしハトはおばんざいも楽しみたいのだ。
京都のお酒があって、おばんざい(小料理)で、観光客でもウエルカムで、ビビりなハトが一人でも入りやすそうなお店となると、実はなかなかないのが実情。

ここ、“太郎屋”さんも、なかなか気に入ってしまった。

グランドメニューと万願寺とうがらし。
本日のメニューと鱧の天麩羅
鱧は一人前じゃなくても良かったな…
右、招徳。
左、櫛羅(くじら)

例によって、日の本酒のラベルを撮らせてもらう。
言ったら冷蔵庫から出してくれた。嬉しい。
ハトは味わいは結構忘れてしまうのだけど、ラベルのデザインを見るのが好きなのだ。

(食べ始めている)だし巻き卵。絶品。
ハトの晩飯全景
三杯目。無手無冠(むてむか)

一杯目の“招福”は、本当に柔らかい感じのお酒だった。“招福”出通してもいいくらい気に入った。しかし、いろいろ味わいたい欲に負け、二杯目は“櫛羅(くじら)”を。これは奈良のお酒で、軽やかながら招福より味わいが強い感じ。
そして三杯目はカウンターにいるお兄さんに聞いて決めた、“無手無冠”。高知のお酒だ。さすがにこれが一番パンチの効いた味わいだった辛味も強かったと思う。もしこれが一杯目だったら、調子良く飲めなかった気がする。(後で調べたら18度だった…)

※お酒は全て半合。

忘れてはならない、テッパイ


そんなこんなでほどほどに酔っ払い、お腹も満たされて、18:45ごろにはお会計。
4000円しなかった。なんて良心的なお値段であろうか。
“太郎屋”さんはお店の人とカウンター越しにおしゃべりは殆どなく、けれども料理やお酒のことを聞けば丁寧に答えてくれる、そんなお店であった。当然、他のお客さんとの会話を取り持つようなこともなく、まあ、普通にいい感じの晩御飯処であった。
何より四条の交差点からスグ、と言うのが凄く良い。

お店の外に出れば、まだ明るい。
四条烏丸の交差点に向かって歩くとすぐにとあるカフェが目に入った。

そうだ、ここもう少しのんびりしよう。
そんなわけでHOlly”s Cafeさんへ。
お腹はいっぱいなのでコーヒーだけ。
ダッチコーヒーなのだ。ホリーズカフェさんは東京にはないので、新鮮な気分。
お味は、語れるほど正気ではなかったので、次回に。窯焼きホットケーキも食べたくなってしまった。(こうして京都にハマっていく)

ダッチアイスコーヒーを注文し、窓際のカウンター席に座った。
どんどん暮れていく街、行き交う京都人を眺める。

今日もよく観光した。
早朝の伏見稲荷、東福寺、そして松尾大社。
皐月の咲いている重森三玲のお庭見たさにいつも以上に弾丸になってしまった。


明日は大徳寺と重森三玲庭園美術館。
少しはゆったり出来るであろうか。

街行く人々を眺める至福

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