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高級ドライヤーを買う前に、騙されたと思ってやってほしい!【時短になる乾かし方】

操作イトウです。
今回は、ドライヤーの乾かし方についてのお話。

僕は「髪の乾かし方」について、noteでも繰り返しお話しています。

ですが最近、数年来のお付き合いがあるお客様から、「自分も子供も、乾かす時間が1/2から1/3になった!」とのご感想をいただきました。

そこで、騙されたと思ってやってほしい!絶対に「時短になる乾かし方」を伝授します!


◾️高級ドライヤーを買う前にやってほしいことは、2つだけ

高級なドライヤーが世間を賑わせてからも久しいですが、一美容師である僕からすると、ドライヤーは「品質」よりも「乾かし方」の方が重要だと考えています。

そもそも、自分を乾かすのも子供を乾かすのもめんどくさいドライヤー。実は、一般の方の多くは「乾かし方」を間違っていることがままあります。

多くの方がやりがちなドライヤーの乾かし方、お金をかけるよりも先に、こうするだけで素早くキレイになる!

①ドライヤーはブンブン振らない!?

多くの方が勘違いしていることですが、自分を乾かす場合には、ドライヤーを手首でブンブン振る必要はありません。
なぜなら、振れば振るほど頭に熱風が当たらなくなるからです。

髪は、熱風が多く当たる方が早く乾きます熱風が当たる時間が減ると、熱が逃げてしまうため余計に時間がかかります。

そのため自分で乾かす場合は、“熱くならない程度”に風を逃せば大丈夫。ブンブン振らずとも、その都度熱風を離せばイイだけなのです。

ですがどの美容師さんも、必ずドライヤーを手首で振りながら乾かしていると思います。

これは、ドライヤーを向ける時に「お客様が熱くならないように」やっているだけです。美容師には“お客様の体感”がわからないため、安全に乾かすためにブンブン振っているだけなのです。

実は最小限のブンブンしかしてない

②下から巻き上げるように熱風を当てない!?

ドライヤーの億劫さは、その重さにもあります。
ドライヤーは重たいから、腕を肩よりも上げて構えたり、左右に風を振り分けたりするのはめんどくさい。だから、持ち上げないような位置で持って、顔より下から巻き上げるような乾かし方をする方も多いと思います。

ですが、これはオススメしません。なぜなら、この乾かし方だと髪の毛がボサボサになってしまうから

こんな感じでやっちゃう↑

髪の毛は、全ての毛が均等な長さにはなっていません。ヘアスタイルを決定づけている長い毛の中には、“短い毛”がたくさん混じっています

図右のように下から吹き上げるように乾かすと、風にあおられて“短い毛”がファサファサと表面に出てきます。すると、髪の毛全体がボサボサな印象になってしまうのです。

これが、図左のように上から吹き下ろすように乾かすと、風にあおられて“短い毛”が下に降りて、毛先が目立たなくなります。

そのため美容師さんは必ず上から、または横からドライヤーを当てているのです。
上から/横から風を振り落とすように乾かすと、それだけでも普段より髪はツヤツヤになります。

【爆速で乾く3選!】その他のポイントも紹介

美容師は乾かす作業にも沢山のテクニックを駆使していますが、ここでは簡単に真似できるモノをご紹介します。

たったこれだけで、髪は爆速で乾く!

▼タオルを2枚使いすると、爆速で乾く!

まず、念入りにタオルドライをすると、劇的にドライヤーの時間を短縮できます。

タオルでしっかり水分を吸ってからドライヤーをするのと、滴るほど水分が残ったままドライヤーをかけ始めるのとでは、最大5分ぐらいの短縮も可能です。
そのため、髪の毛を拭くためだけに、2枚目のタオルを追加してもいいくらいです。

また、お風呂の後はどうしてもスキンケアが優先になるものです。

その間は、タオルでぐるぐる巻きにしてからでもよいでしょう。この状態で髪が乾きすぎると、変なクセがつきやすいデメリットはありますが、速く乾くためには効果絶大です。

▼ドライヤーを「持たない手」で、爆速に乾く!

ドライヤーはめんどくさいし、腕が疲れてしまうしで、ドライヤーを持った片手で“風を当てているだけ”の状態になりがちです。

たとえ「上から/横からの熱風」で乾かしていても、表面から当てているだけでは内面がいつまでも乾きません。

これだと意味がない↑

ドライヤーは、両手で乾かすほうが圧倒的に速く乾きます。ドライヤーの風でなびくように当てるよりも、もう片手で髪をめくって「隙間」を作る方が、圧倒的に効率が良くなります。

この時、ドライヤーを持たない手は「熊手」のように「指の間」を開き気味にすると、風が通りやすくなります。

▼「根元」から乾かすと、爆速で乾く!

更に、髪を乾かすには「髪の毛の根元」に風を当てるのが効果的です。そして、乾かす手順は「根元」を優先して乾かしましょう。

根元から乾かすと、ドライヤーの風は髪の毛の根元に当たるだけでなく、余った風が「髪の毛の中間」にも当たるため、効率よく乾かすことができます。

中間から毛先は、根元がしっかり乾いてからにしましょう。

◾️高級ドライヤーは、二の次でもいい

高級ドライヤーは確かに優れていますし、費用対効果もあります。ですが、ちゃんと違いを体感できるかは、その人次第。
「正直、あんまりわからない」となる方も多くいます。

実際、多くの美容室では高級ドライヤーを使っていません。
イイものであることは理解していますが、導入するにはコストが高いため「業務用に用いる必要は無い」と判断しているのです。

だからこそ、これらのテクニックを駆使した上でドライヤーのランクを上げれば、効果がより実感できると思います。

ではまた。

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