いとバイ通信34  哲学者ヤスパース4

いとバイ通信35  哲学者ヤスパース4

2020.7.8(水)

ハイデルベルクに行きました

ドイツのハイデルベルクはヤスパースが長年大学教授を務めた地でもありマックスウェーバーとの交わりの地でもありました。そんなハイデルベルクに行きました。

ヤスパースに関する本を読んでいるといつもハイデルベルクが出てきます。私のように彼のファンはどんなところか自分の目で確かめたいと思うようになるようで行ってみたのです。まず汽車の駅の近くにある観光案内に行ってヤスパースが住んでいた場所を聞きました。

ところが案内の人はヤスパースのことを知りませんでした。えーこんなにすごい哲学者のことを地元の人が知らないなんて私には考えられなかったのです。その後時間が経って考えてみると私自身も地元の偉人についてそんなに詳しく知らないことに気づきました。

ハイデルベルクにはゲーテの哲学の道がありマックスウェーバーの家があり当時の世界の頭脳の人々が住んでいました。ハイデルベルク大学は14世紀にできた歴史ある大学です。町には中世のお城がありハイデルベルク大学を中心とした町でした。町の奥にお城があり町を眺めることができます。私はそこでお城で製造しているおいしい白ワインを飲みました。

町と住まいの間に河があり川岸には人工物はなく自然の草が生えている散歩コースのようで落ち着いた雰囲気でした。私が行った時は日曜日でしたのでマクドナルドなど以外のお店は締まっており人々はまさにウインドショッピングをし、後日ほしいものを買ってもらうという感じです。人々は格子越しに眺めて歩きながら平日に買ってもらう品物を選んでいました。

やっぱりキリスト教世界では日曜日はほぼ礼拝する日なので店も開かず買い物もしない習慣があります。日本人だったらよその店が営業していないので繁盛するだろうと店を開けるのではないでしょうか。そんな存在は世界では嫌われるのだろうと考えました。ハイデルベルクの落ち着いた町の様子は私が思い描いたとおりでした。ここにヤスパースやマックスウェーバーが住んでいたと思うとそれだけで私の経験は満足させられました。

ヤスパースの哲学は難しい本もたくさんあるのですが彼自身は全ての著書でできるだけ万人にわかりやすく語ろうと努力しています。晩年には「哲学入門」を出しています。この本は彼の哲学の質を落とさずに彼自身がわかりやすく語った哲学書として現在でもよく読まれています。

※ 「#いとバイ通信」のブログにこれまでいろいろ書いてきています。ぜひご覧ください。

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