こんにちは、イトイGHD　広報・深澤です。
すっかり秋めいてきた今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょう？

さて。以前このnoteを始める際に、事業のご紹介をさせていただきました。

その中にありました、クラフトビール醸造の「士別サムライブルワリー」。

ビール醸造の知識など全くなかった弊社が、なぜこの事業を始めることができたのか――それは、ある青年との出会いがあったからでした。今回は、そんな「ある青年」についてお話させていただきます。

ヘッドブルワーとの出会い

2021年春、志BETSホールディングス（以下、志BETSHD）役員であり、
(株)ソウルフラワー・川端社長が「美深白樺ブルワリー」を訪れました。
志BETSHDでクラフトビールを作る事業がしたい、と考えており、見学できる醸造所を探していたそうです。
そこで出会ったのが、当時白樺ブルワリーで社員として働いていた風間 健さんでした。

彼、実はここに来るまでにとっても色々経験しているのですが、その話は後程。
当時 風間さんは、アシスタントブルワーとして働きながらビアバーも経営していました。
そんな時、見学に訪れた川端社長はじめ志BETSHDのメンバーから誘われ、その熱い想いに惹かれて「士別サムライブルワリー」で働くことを決意しました（本人曰く「即決」）。
「自分、ビール作れますよ」なんて人材そうそういないのに（少なくとも私は１人も会ったことがない）、なんて奇跡的…！
風間さんに出会えたことをきっかけに、「士別サムライブルワリー」の計画はどんどん進み、無事開業するに至ったのです。

風間 健プロフィール

風間さんは、1992年12月24日（クリスマスイブ！）、北海道名寄市で生まれました。現在29歳（もうすぐ30歳）。
幼少期は割と活発な子供でしたが、その後の学校生活はあまり楽しく過ごせなかったそう。
高校卒業後は大阪の専門学校へ進学し製菓を学びました。
いわく、中学生の時にお菓子作りに目覚めたこと・食べ物の好き嫌いが多かったが甘いものは好きだったことが決め手だそうです。

専門学校卒業後は、いくつかのパン屋（ケーキも扱っていた）で働いてみたものの、あまりしっくり来なかった風間さん。
最後のパン屋を辞める際に言われた「パン作りの才能あるのにもったいない」という一言で人生が変わり始めます（というか自分で変え始めます）。

USJ、富士山、ベトナム　～風間健、さすらう

退職を惜しまれた風間さんはこう思いました。
「いやいや、俺パン作り以外だって出来るわ！」
こうして、「パン屋以外だって出来る」を証明すべく(？)、これまでとは全然違った仕事をしようと思い、今までの「モノ」に目を向ける仕事から「ヒト」に目を向ける仕事にシフトすることに。
これは、パン作りをしているときにふと「これって誰が食べるんだろう」と思ったことがきっかけで、人と接することに興味を持ったからだそうです。
※ここから先は、全てに細かく言及するとすごい量になるので、箇条書きで失礼します。

• ユニバーサルスタジオジャパンのショーアシスタント

• 兵庫県のスキー場スタッフ

• 福岡県（移住動機：もつ鍋食べたい）の居酒屋スタッフ

• 富士山の山小屋管理スタッフ(ある日TVで富士山を観て、即電話した)

• 関東数県の大型シェアハウスOPスタッフ(シェアハウスに住んでみたかった)

• カフェバースタッフ(シェアハウス運営会社社長にスカウトされた)

• 帯広のホステルで短期アルバイト(チェックアウト日に直談判)

• ベトナムのピザ屋　体験入店(偶然出会ったピザ屋と話して面白そうと思った)

• 鎌倉のシェアハウスにイン(格安で住めるって言われたから)

以上が風間健　5年間の軌跡です(21～26歳)。もうお腹いっぱい。笑
なんというか、行動力と決断力がすごいな…と感じました。
富士山をTVで観て働こうと思ったり、もつ鍋のためだけに福岡へ移住したり
そんなことなかなか出来ないですよね…
そもそも、辞める仕事を「向いている」と言われた反発心からあえて異業種に行くっていうひねくれたマインド、結構好きです。

これだけ色々な経験をしていますので、実は働くまでに色々ドラマがあるのですが、こちらは風間さん本人から聞いた方が面白いと思いますので、ぜひブルワリーへ遊びに行ってみてくださいませ！

唐突な決意　～風間健、さらにさすらう

さて、格安シェアハウスで住人として過ごす風間青年は、ある日突拍子もなくこう決意します。
「そうだ、日本一周しよう」。

果たしてなぜ、彼は日本一周を決意したのか。
その後、どのようにして現在に至るのか。
風間さんの今後の目標やブルワリー自体のお話も含めて、
後編は後日お届けいたします！

（本当は1回で書ききる予定でしたが、特殊過ぎる経歴をこれ以上省けませんでした…もったいなくて）

それでは、次回後編もお楽しみに～！