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31.ニューヨークで勉強したくなったら?

 久しぶりにニューヨークに来た。8ヶ月ぶりに帰ってきたという感じか。そのためこのブログも再開するつもり。とは言ってもあまりネタが無い!(笑)。書きたいことの多くは前回の滞在時に書いた。そのためちょっとネタ切れの感がある。
とまあ、言いながら、今回はニューヨークの自主学習室事情について語ろうと思う。

 ニューヨークに観光以外で来る人の多くは勉強のためだろう。多くは語学かな?そんな勉強に来た人は、自分がゆっくり勉強できる場が欲しいと思う。多くがシェアハウスだったり、ルームシェアだったりするために、静かに落ち着いて勉強できる環境はなかなか得難い。
 私のオススメはやはり図書館だ。コーヒーショップで勉強する手もないではないが、やはり落ち着かない。私がよく利用しているのは、ニューヨーク市立図書館だ。42丁目の便利なところにあるので、チョイと一駅・二駅、地下鉄に乗れば利用できるのではないだろうか。

 ニューヨーク市立図書館は歴史のある建物。建物を見ているだけでも面白い。フライトン公園の隣りにある。ブライトン公園は日本でいうと日比谷公園のような位置づけか。ど真ん中にある安らぎの公園。しかし、日比谷公園ほど大きくはない。だからひとつのお薦めは、ブライトン公園の近くの移動弁当屋さんでサンドイッチでも買い、公園内のベンチで軽くランチを取り、それから図書館に行くコースだ。私はよくそうしている。

 ニューヨーク市立図書館では入り口で荷物のチェックがある。すぐに中を見せられるようにしておくこと。ちなみに飲み物の持ち込みもOKだ。
 チェックが終わったら階段を利用して3階に上がろう。1階から右階段で上った3階の左側の自習室はもうノーチェックで入れる。
3階の自習室は結構広い。置いてあるテーブルは、日本なら場合によっては12・3人ほど座るほどの大サイズ。そんな大テーブルが13卓~15卓ほどある。それぞれのテーブルには椅子は2~4個ほどしかない。だから実にゆったりスペースが使える。私はこの大テーブルをたった一人で占領することが多い。

 空いている席を見つけたら、今度は電源のコンセントを探してみよう。床に白いコンセントがある箇所がある。電源コンセントは全てのテーブルのそばにある訳ではない。だから見つけたら迷わずその近くの席を確保することだ。今の時代、やはりコンセントがある席がお薦めだから。

 この図書館の自習室で困る点は3つある。ひとつは薄暗いこと。歴史のある建物だけに照明もクラッシックなキャンドルが設置してある。風情はあるけど、ちょっと暗いのが困る点。もうひとつは、これはアメリカ全土に言えるのだが、エアコンがキツイこと。私は寒がりなので実にこたえる。ここで長時間、自主学習するのなら、ひざ掛けが必須だ。私の体感温度は20℃だ。本当はもう少し高いのかもしれないが、3時間もいたら凍えそうなほどの寒さである。最後の1点は、見学者が多いこと。自習室の壁には歴史上の人物のポートレイトが30枚ほど周囲の壁に飾られている。その絵画や、歴史ある建物の内覧に見学者がゾロゾロ入ってくることがある。この3点をクリアできるのならニューヨーク市立図書館はお薦めである。歴史に包まれながらちょっとお勉強!なんて、ちょっとオシャレ!
 
 そんなことを考えていたら、もっといい自習学習室を見つけた。私は何度も来ているくせにその存在をつい先日まで知らなかったのだが・・・。その市立図書館の斜向かいに近代化されたニューヨーク市立図書館の新館があったのだ。道路のせり出した旗でわかる。

 ニューヨーク市立図書館の新館もまた誰でも入れる。旅行者でもだ。そしてこの新館は入り口でのチェックがない。ゆったりとスペースを使ったこの建物の3・4・5階に自習学習室がある。カウンターのような席が並ぶ。そしてそのそれぞれの席に電源コンセントが備えてある。それも5口!パソコンやスマホ以外に何に使えばいいのだろう?ICコーダーを使っても、パソコンをもう一台立ち上げても、まだ余る。
 またここには無料の給水器があるので、ポットを持参すれば便利だ。ただ、ここも相当エアコンが効いているのでひざ掛けは必須と思う。相当寒い。まったくアメリカは省エネとは無縁の国だ。資源の豊かな国と、資源を持たない日本との差だろうか。

 注意点。帰りに、入ったところか出ようとしないこと。入り口と、出口は別。私は知らずに逆走して120キロほどの体格の黒人女性に注意を受けた。
自主学習室をうまく利用して大いに学んで欲しい。

ニューヨーク市立図書館入り口

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