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行動経済学の視点でNFTを考えてみたくなった

僕がNFTの世界に足を踏みいれたのは2021年11月

その時の日本のNFTはプロのイラストレーターが描いた1枚絵、というものが多かったように思います。はじめのジェネラティブ(色違い、パーツ違いのイラスト大量に生産される)は「おにぎりまん」さんのTokyo Pop Girls Collectionでした。

3000枚を0.2BNB(当時2000円くらい)で販売し1日で完売したコレクションです。2023年現在のペースだとゆっくりめの完売ですがそれでも1日で6000万稼いだということで話題になりました。

僕ももってます

ただ、示してあるようにETH(イーサリアム)ではなくBNB(バイナンス)のNFTなんですね。今は話題になるNFTの9割はイーサリアムチェーンのものです。イーサリアムチェーンでさえまだまだ一般層には普及していないのにBNBということで、以降は停滞しています。

そして、その後ジェネラティブが流行りましたが、基本売って終わりでした。それが2022年5月くらいのCNPあたりまで。

CNPが出てからさらにジェネラティブコレクションは増え、NFT=ジェネラティブみたいな雰囲気になりました。ジェネラティブの情報のみを発信する音声配信も増えました。

そして、コミュニティ時代へ。特定のジェネラティブをもっている人同士で盛り上がるDiscord(チャットアプリ)が盛んになります。
そこで新たに2次創作NFTジェネラティブが生まれたり、新しいプロジェクトが生まれたり。

その後、Discord内でホワイトリスト(WL)と呼ばれる次のNFTコレクションの優先購入権を配布する流れが生まれます。現在はAL(Allow List)と呼ばれています。

ただ、AL欲しさにDiscordに入ってきて、NFTをゲットしたらすぐに売り抜けるフリッパーが多数発生します。主に海外のトレーダーです。

大量に売ることでそのNFTコレクションの価格が下がる、売りが売りを呼ぶ、もう終わったものと思われる、という悪循環を防ぐために、簡単にALを渡さないプロジェクトが多くなりました。2022年秋~冬。

単なる抽選でなく、すでに関連のNFTをもっている人、Discord内で発言が多い、コミュニティに貢献している、運営が出した色々な条件をクリアする、運営が応募者のウォレットやツイートをチェックしフリッパーかどうか目視する、などAL獲得までかなり手間がかかるようになりました。

2023年2月現在
そのAL獲得合戦はさらに複雑になっています。DiscordとTwitterであれをやれ、これをやれ、そのうえで抽選だ、と。もともとそのコレクションが好きでそういう活動すら楽しく関わっているならいいのですが、

ちょっと興味あるな、という人や、別に売る気はないけどもっと気軽に関わりたかった、と思っている人は離れていくと思います。

僕は今これです。

そんな消費活動ばかりしてるほど暇じゃないし、読書や勉強してインプットしたり自分のNFTを作る時間も必要です。僕のNFTは全て手書きですし。(ジェネラティブやる技術がないだけでもあるがw)

ALもらってNFTを手に入れても、失っているものも多いと思います。家族の時間とかもね。

そんななか行動経済学の本を読んでいて、こういった行動と関連するような法則が色々ありました。またNFTを売るときに参考になるような研究、実験結果もあり、これを発信していったら面白そうかな、と思い新しくマガジンを作りました。

流れの早いNFTの世界ですが、普遍的な行動経済学の観点から見ると、売れるNFTにも普遍性(または再現性)があるかもしれない!と思ったのです。

目指せ、書籍化!


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