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今こそ祖父母と孫の関係を目指そう

先日、といっても1ヶ月以上前になるが実家の近くに行く用事があったので、ついでに二日ほど実家に寄っていった。

僕は小学生でもなければ、未成年でもない。とっくに成人し社会人として働いていいるのだが、実家に帰ると祖父母の愛情というか優しい視点をひしひしと感じる。

「人類皆兄弟」という言葉があるが、兄弟は案外ライバル心を持っていたりもするもので、失敗するのも見たくないが、ものすごく成功して自分とさをつけられるのも悔しいという感情があったりもする。

それに対して祖父母は、僕に起きた些細な良かったことを自分のことのように大喜びし、僕に起こった不幸を自分のことのように悲しんでくれる。

そこには成功への妬みとか、不幸を自己責任だとか弾糾する気持ちもない。

承認欲求を満たしてくれる存在が欲しいとか、常に肯定してくれる人が欲しいとかそういうことではない。なんというのか、攻撃性を持たなくても人と接することができるという見本を見ているような気がした。

なんだかドラえもんの『のび太の結婚前夜』の漫画やアニメに出てくるセリフに似ている。

あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。
それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。

「人類皆兄弟」の関係を目指すよりも「人類皆祖父母と孫」を目指すのがいいのかなと思った。

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