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たった3ステップの、スキンケアのきほん

■「スキンケア」って、なんだ?

メイクやお肌に気を使っている人が、鏡に向かって化粧水や乳液などをつけているのをイメージする人も多いかもしれません。

「スキンケア」とは、すこやかなお肌を保つために、基礎化粧品を使ってお手入れをすること、また、お手入れする化粧品のこと。「洗顔」もスキンケアのひとつ。子供から大人、男女問わず毎日行なっているものなのです。

■スキンケアって必要?何のためにやるの?

洗顔料を使用した洗顔は、余分な皮脂や外部で付着したチリホコリ花粉などの汚れを落とすためです。皮脂は油性なので、水だけでは馴染まずうまく落とせません。そのため、洗顔料を使用します。また、皮脂は紫外線や外気に当たって酸化し、お肌に刺激を与える物質に変化します。酸化した皮脂をそのまま放置してしまうと、肌荒れ・ニキビなどの肌トラブルの原因となってしまうのです。

通常、お肌表面は皮脂(肌バリア機能)によって弱酸性に保たれています。しかし、洗顔料はアルカリ性のものがほとんどのため、洗顔後のお肌は一時的にアルカリ性にpH値が傾いてしまっています。健康なお肌でも、自然に弱酸性に戻るまで3時間程度必要で、乾燥肌や敏感になっているお肌、アトピーなどの肌トラブルを起こしている場合は、倍以上の時間がかかってしまうと言われています。

お肌がアルカリ性に傾くと、外部からの刺激や細菌・カビなどに弱くなり、肌荒れ・炎症などの肌トラブルを起こしやすい状況になってしまい。なので、化粧水を使って早急にお肌を弱酸性に戻し潤いも与えてあげる必要があるのです。しかし、せっかく潤いを与えても、皮脂がなければ蒸発してしまいます。

自然の「バリア機能」である皮脂が戻るまで間、皮脂膜の代わりに乳液クリームなどを使って保湿&保護をする必要があります。また、お肌が乾燥していると、バリア機能を強化しようと、皮脂を多く分泌してしまいます。しっかり油分を補っておく事で、過剰な皮脂分泌を抑える事ができます。

加齢や肌トラブルなどで、皮脂分泌量が低下し、肌バリア機能が弱まってしまうと、乾燥や更なる肌トラブルを起こしてしまいます。健やかなお肌を守るために、スキンケアを行うのです。

■きほんの「き」の3ステップ

どのステップもお肌に刺激や負担をかけないよう、ゴシゴシこすらずに丁寧でやさしいケアを心がけましょう。刺激を与えすぎてしまうと、お肌のバリア機能が壊れてしまい、乾燥や肌荒れを起こしやすくなってしまいます。

▷1.洗う

スキンケアのファーストステップ汚れを落とす洗顔。メイクをしている場合は、洗顔料での洗顔の前にクレンジングが必要です。化粧品は油性成分が多く、通常の石鹸や洗顔料では落ちにくいので、洗顔の前に専用のクレンジング剤を使って落とした方が良いでしょう。

洗顔料は、しっかり泡だてる必要があります。指などでお肌を直接こすらずとも、柔らかな泡が優しく汚れを擦り落としてくれたり、泡だて時に水を含ませることで、洗顔料のpH値をアルカリ性から中性に近づけ、お肌の刺激を低下させる事ができるからです。

長時間の洗顔は、乾燥を引き起こしてしまう可能性があります。皮脂が出やすいTゾーンなどから順に泡を優しくなじませ、最後に乾燥しやすい箇所、と、パーツごとに分けて洗うと、皮脂を落としすぎてしまうのを防ぐ事ができます。

▷2.補う

お肌のpH値をもどしてうるおい保湿性を与え、皮膚を柔らかくし、乾燥による肌荒れを予防するセカンドステップ。皮膚を柔らかくする事で、次に使うケア用品の成分の浸透を促したり、お肌の隅々にまで行き渡らせやすくする効果も得られます。

化粧水をコットン、または手に取り、優しくお肌全体になじませます。皮膚の薄い首やデコルテ(首から胸元にかけての部分)も、意外と乾燥しやすいので、同時にケアをしてあげると良いでしょう。最後に手で顔を包み込んでハンドプレスするのも効果的です。ので、同時にケアをしてあげると良いでしょう。最後に手で顔を包み込んでハンドプレスするのも効果的です。

ハンドプレス時は、ペチペチと叩いたり、ぎゅーぎゅーと力強く押し込むのはNG。手のひら全体や、細かな部分は指を使ってぺたりお肌にくっつけ10秒。ゆっくりと離した後に位置を移動してさせ、順番に手のひらの温もりを移してあげるイメージで、お顔全体にプレスして行きます。

化粧水でお肌を整えたのちに、美容液でお肌に栄養分や、さらなる保湿性を与えて補うのもこのステップです。

3.守る

与えたうるおいが逃げないように、保湿&保護する最終ステップ。

しっかりメイクがよく落ちるクレンジングを使用した時、ピーリング力のある洗顔をした時、小鼻の黒ずみケアをしたとき、など、知らずのうちに、乾燥を引き起こしやすいお肌になっている可能性があります。補った水分・栄養分が逃げないように、乳液保湿クリームでお肌を保護し、皮脂の代わりにお肌を守るこのステップを、忘れずに行いましょう。

■最後に

不必要にケア用品を増やしてしまうと、その分お肌をこする回数が増えてします。肌質や体調など、自分のお肌に合わせてなるべくシンプルなケアを心がける事が大切です。

■いとしはだとは

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