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「腑に落ちる」🫀☁️

よく聞くことはあるが、
実際に体験することはそう多くない諺がある。
「腑に落ちる」もその一つであると思う。

なるほど!と納得することはあるが、
腑に落ちるってもっとこんな感覚か!!
と思った体験がある。

就職活動中、自己分析をしていたときのこと。企業にアピールするためには、まず自分がどんな人間であるのかを自分で知る必要があった。
自分についての説明書を書きなさいと言われて初めて、自分について深く考えだした。
そして、発見した。

私はHSPだと。

その瞬間、今まで普通に生きていて、なんでか
グルグルもやもや渦巻いていた黒い何かがシュンと小さくなり、ストンと腑に落ちた。
違和感を抱いた過去の光景が走馬灯のように頭の中を流れて、
Q.そう感じたのはなぜなのか?
という長年無意識に悩まされていた問題に、
A.繊細な人 という答えが出た。

第一声は
「あぁ。(そっか、そうだよな)」だった。
それしか言えなかった。
そのときの感情は言葉にできず、ひたすら涙に変わって止まらなかった。
だから…よな。って思い当たる場面がたくさんありすぎて、こんなに意味不明の感情に惑わされてた日々だったんやなぁって20幾年の答え合わせの段階で実感した。

私って環境的にこんなに恵まれてるのに、
なんでいつもこんなに1人なのだろう。
両親も健在、友人もいる、お金にも食料にも困ってはないし、好きなこともできてるのに、こんなに虚しいのはなんでだろう。ナンカチガウ
でも、もっと苦しい人がいるのに、
こんな恵まれてる私が
「なんか、分からないけど苦しいんだよな」
って言ったって、誰も受け止めてくれないし、誰も信じてくれないし、そんな資格もないって思ってた。
そう、そう思ってた。
でも、だから、自分中で巻き起こる感情の渦とそれは違うやろ?となだめにかかる理性が真っ向からぶつかって、当の本人は「え?内部対立?何が起こってんの?なんでそうなってんの?」ってなってたし、勝手に巻き起こる感情に対して素直に受け止めてあげられなかった。それがたぶん黒いグルグルの原因やった。

でも違った。対立なんかせんでもよかった。

実際のところ、私の感受性は比較的豊かで、
繊細で傷つきやすくて、よく考えてしまって、
ヘトヘトになりやすいんやって。そんでもって、人のために動くし、人の気持ちがわかってしまうし、平和主義やから、自分を犠牲にして動いてしまう。結果、爆発💥
爆発しても外には放出する術を知らないから、いわば体内ビッグバン状態🦕🦖🐣🌋
感情を抑えた分だけグルグルが溜まって、胸が締め付けられてた。(腹黒って言葉の意味もきっとこんな風に感じた人が命名したんかとも思ったよ笑、ちゃうやろけど笑)スポーツをすることで汗をかき、食べ、風呂に入り、水分を流すことや、声を出すことで解消してたけど、それが足りなくなると溢れてきそうになって、必死に紙に書いて、吐き出してた。
時には荒々しくて紙が破けそうな日記のページがそんな日々を物語っている。

「わけもわからず、違和感を抱き続ける、生きづらいって感じる」

これの辛いところは生きづらいって感じることそのものよりも、「わけもわからず」の部分だと思う。
なぜ?がわからなければ、その状態の終わりもわからないし、自分がどうしたら楽になれるのかも分からない。
かろうじてHSPとわかるまで生きてただけで、
違和感が大きければ、簡単に離脱していたやろなとさえ思う。
でも、そんな中でも繊細な私は日記で
私自身に
死ぬなよ!モヤモヤを抜け出したいだけで、人生を離脱したいわけちゃうねんからな!勘違いすんなよ!
って言ってた。
そうやで。って何回もそのページ見てしんどい時乗り越えた覚えがあるから、過去の私やるやん。
心がわかる分、心に届く言葉を言える。
想いを受け取れるから、想いを込められる。
深く考えるから、世界が広がる。
これはHSPの繊細な気質を持ってないと分からないし、だからこそスペシャルなんやと思う。

でもそれは自分だけじゃなくてこの世界の人皆んなに言えること。

連想ゲームなんて終わりないやんっていう私と3ワードで終わらせる友人
これも良い!あれも良い!と
良いところをあげて優柔不断な私と
1番大事なのはこれやからこれ!と
即決する友人
小さな変化に気づく私と
言わないと分からない友人

HSPとわかる前から、性格真反対の友人がいるけど、尊敬があるから続いているんやなぁと。

自分を理解してから、友人とのの関係性を見つめ直してみると、反対でもお互いに突っぱねることなく、理解しようとしているのが長く続く秘訣なんだと思う。

自分の全部とはいかないけど、一部でも理解し、自分で自分を受け止めてあげることによって、より自らを信じてあげられる。
それにより、他人との関係も良い方に気づきやすくなる。そんな発見があった。

あの腑に落ちる衝撃は今でも忘れない。
楽しい就活ではなかったけど、自分について深く考える機会をもらえたのは幸いやったかな。

今度は見つけた私自身を活かすフェーズに。
もっと人生の舵を切っていきたい。
必死に足掻いて生きるぞ👊
面舵いっぱーい!

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