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好きを追い求める人

ブランドものの良いバッグが欲しい。言葉だけ聞けば嫌な響きだ。だが、良いバッグを持つことによって意識は変わると思う。私は自分にお金を使うことに抵抗があるタイプなので、大きな金額の買い物はあまり出来ない。今まで買った高いものは着物と浴衣。両方とも着る場所を限られる。なので、あまり自分が頑張って買ったんだという認識があまりない。とても高かったけど。

私の周りにもそんなにブランド物を前面に押し出して持つ子はいない。あまり高価な物を身につけていると浮くんじゃないかという気持ちもあり、買う決心がつかなかった。

それも周りに合わせて、自分の"好き"を押し殺していることに気がついた。なぜなら今日は、私の友人の中でも最高に好きに素直な友人とショッピングに行けたからだ。

小物は派手な柄がいい。無駄なのにチャームが欲しい。この柄あるよ!!いいじゃん!可愛い!似合うよ!もっとインパクトが欲しいなぁ。テンション上がるね!履いてみて?可愛い!などなど。こんな楽しい観点で買い物できたのは、もしかしたら初めてだったかもしれない。とてもいい時間だった。

普段よく会う友人は、恋愛に関しては夢見る乙女なくせに持ち物に関してはとても現実的で無駄がない。その子と買い物に行くと「なんでそれ?いる?」というような質問をされる。そうすると弱気な私は一歩引いてしまう。派手なのなんていらないか、とかどうにか自分を納得させようとする。その事が、心ではこれが欲しいけど、脳味噌がよく考えろって言う二面性のある思考回路に変えてしまった。優柔不断な私を生み出してしまったのかもしれない。

すごく勿体無い話だ。これからはそんな自分も無くそう。

普段真面目過ぎるほど頑張っているつもりなので、身に付けるものくらい最高にテンションの上がるものにしたい。

ごちゃごちゃしたっていい。他人の価値観を取り入れすぎない。愛せるポイントがあるものたちを持って過ごしたい。そうすれば、その物にあった、自分らしい可愛い私が表現できるだろう。

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