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『ずぼっ じー』|オノマトペで、感覚を楽しもう。言葉で遊ぼう|大人も楽しめるおすすめ絵本

絵本の魅力のひとつは、子どもの自由な感性を存分に発揮できるところだろう。絵本の物語や斬新な表現、楽しいオノマトペと一緒なら、子どもの感覚・感受性を最大限に伸ばしてあげられそうだ。

今回はそんな楽しいオノマトペにあふれた絵本を紹介する。

『ずぼっ じー』
作:高橋 祐次
講談社
24ページ

作者の高橋裕次さんは絵本作家・画家・イラストレーターとして活動されている。

電子書籍でも楽しむことができるので、外出先のタブレットやスマホでも読むことができる。

タイトルの通り、そして表紙の通り、砂場に指をずぼっと突っ込んで、じーっと横に引っ張って線を引いて遊んでいくことからお話は始まる。

砂場に手が触れる、砂場で遊ぶだけでいろいろな感覚を得るだろう。その感覚のひとつひとつに、これまたいろんなオノマトペがある。砂場では「ずぼっ」「じー」の他にも、たくさんの感覚と音があふれている。

砂と一口に言っても、いろんな感覚を楽しめる。乾いた細かい土なら「さらさら」濡れた土なら「ぬたぬた」だろうか。

スニーカーで砂場を歩く時、裸足で砂を踏んだ時、砂の上に尻もちをついた時。手で触る以外にも、砂を感じる方法はたくさんある、きっとそれぞれ、感じ方は違うはず。

この絵本を読んだら、砂場で遊びたくなること請け合い。どんな感じがする?どんな音がする?と、子どもと感覚を研ぎ澄ましながらオノマトペを楽しめそうだ。


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