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海外就職に必要な証明書

 サブタイトル「~無事、ベトナム企業の内定をもらってホッとしたのもつかの間。今振り返ると、渡航前の各証明書準備が1番大変だったんじゃないか説~」

 今回は内定者が日本を出国する前に用意する書類についてです。もう一度言います。内定者向けの記事です!
 
内容は私の入社先企業からの指示によって行った手続き方法なので、企業によっては運用が異なる可能性あります。ベトナムの場合はこのくらいの期間や費用がかかる場合もあるんだ~と参考程度に読んでいただけたら幸いです。大前提として、ベトナムは法律がよく変わるので最新の情報は大使館HPや企業側に確認するべしです!


申請する書類

  まず、必要書類については以下の通りです。それぞれ申請後取得までの所要日数を記載しましたが、私はコロナ禍ということもあり、証明書発行申請に行くための事前予約が必要だったり、通常よりも1ステップ手順が多く大変でした。みなさんも何があるか分からないので、時間には余裕をもって申請に挑みましょう!

1.犯罪経歴証明書

申請先:お住まいの都道府県警察の所定の警察署。
申請手順:一般的には、内定後にもらうOffer Letterを警察署に提出して証明書を発行します。
所要日数:目安は窓口申請から窓口受取まで1~2週間程度。
★大変なのは、警察署へ2度足を運ばないといけなかったことです。

2.卒業 / 修了証書(または学位記)

申請先:卒業した大学・学校。郵送対応も可。
発行費:私の場合は数百円で発行できました。
所要日数:大学でその場で発行。大学に直接行けない場合は、郵送申請になると思いますが、申請後到着まで1~2週間程度かかります。

3.在籍証明書

申請先:在籍していた会社
所要日数:申請後3週間~1か月
⇒ 計3年以上の職歴が必要です。1社で3年に満たない場合は、複数社の合算で3年以上を証明します。
★大変なのは、企業によっては発行できる形式が決まっていたり、英語版は発行に時間がかかったりします。ただでさえ、取得必要な書類が多いのに、在籍証明書だけでもこんなに時間と労力を要するのか・・・と先が思いやられました。
 

公証、外務認証、領事認証について

前述の証明書が揃ったら終わり!ではないです。涙
その書類を公証化して、外務認証・領事認証をもらいます。
ちなみに、私は海外就職を機に「公証」という言葉を知りました。(笑)

犯罪経歴証明書について

 公証不要の犯罪経歴証明書は外務省の公印確認が必要です。東京または大阪の窓口で対応してくれます。私は名古屋在住だったので郵送しました。
★所要日数目安:窓口申請から窓口受取まで1~2時間程度。

公証化(ワンストップサービスを利用できる自治体もあります)

 ここから聞き慣れない単語がたくさん登場します。外務省のページを参考に私なりの表現を用いて説明していきます。(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000607.html


 残りの卒業証明書と在職証明書は公証化をします。簡単に言うと、その2つを公証化するためには、宣言書をwordで作成し、公証役場へ持参し、その場でサインをします。私はこの時点でまず公証役場とはなんぞや?となりました。公証役場には公証人という人がいて、その人の目の前で、「上記の証明書が私自身に対して証明された原本ですよ~」という内容の宣言書にサインをします。ただ、ここで私がやらかしたのが、宣誓認証は予約制ということを役場に到着して知ったことです・・・。場合によっては関係資料をメールで送らないと受け付けてくれない公証役場もあるので、きちんと事前調べをしてください。(お役所という感じですな・・・笑)なので、私は後日予約して行きましたが、予約もアクセスが良い公証役場だと結構埋まっています。そして、もう1点気を付けなきゃいけないのが、「自分自身の署名・日付記入は公証人の目の前で行うので事前に記入しないこと」です。

 

宣言書の一例

 また、県によっては、ワンストップサービスを利用できるので、是非使ってください。公証人の認証、法務局の公証人押印証明及び外務省の公印確認を一度に取得できるからです。つまり、法務局や外務省に出向く必要はなくなります。
★公証化料金目安:日本語で作成された書類:11000円/件
         外国語で作成された書類:17000円/件
★所要日数目安:窓口申請から窓口受取まで1時間程度。


 なかなか説明が難しかったですが、この記事は外務省の固い感じの説明じゃ読んでもイメージ湧かなかったよという私みたいな方々への追加説明みたいな役割ができたら嬉しいです。公証化するだけでも意外に費用が高かったり、公証化の後に領事館に出向く交通費がかかったりするので、このあたりは個人負担なのかという点は事前に企業へ確認しておいた方がいいと思います。渡航前にやることがいっぱいで大変だとは思いますが、正直これを乗り越えればあとは待ちに待った海外生活なので、頑張ってください!

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