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キラポエを断捨離して中流になる

Voicyを聴きはじめたのは2年前の2022年から。
私にとってVoicyは家事やスキマ時間の娯楽だったので、これまでは課金するまでもなかった。(Voicyフェスで課金したくらい)

だから、プレミアムリスナーになったのは、中村淳彦さんが初めてだった。
そのことをXに投稿したら、翌日のVoicyで取り上げられていて冷汗が出まくった。

グループ底辺の一部で、昨日のプレミアム配信を聴いた方はきっと「最近、妙にいいねやコメントしてきてたアイツのことか」と思われただろう。

もしかしたら読んでくれる方もいるかもしれないと思い、少し自己開示をしてみたくなったので、書きます。


Voicyのこと

私がVoicyを知ったのは離婚後、仕事と子育ての両立に毎日悩んでいた頃だ。
検索窓で「シングルマザー」と入力して、やたらとシンママやワーママのキラキラした配信を聴いていた。あと、私は他人からよく「ミニマリスト」と言われていたので、ミニマリストの配信も好んで聴いた。

当時は「シングルマザー」で検索がヒットするパーソナリティはそれほど多くなく、どの方も似たような声質や話し方で、聴いたら慣れるかなと思ったが、聴けば聴くだけ耳が受け付けてくれなくなった。(声って好き嫌いの領域で、言語化が難しい)

配信内容はシングルなのにみんなリア充で、すげえなぁ、憧れるなぁと遠くから思うことはあっても、底辺の自分がキラキラした成功者に近づけるなんて微塵も思っていなかった。

Voicy断捨離後、中村さんを知る

Voicyは1年ほど聴き続けたが、だんだんつまらなくなり、2023年の7月にアプリをアンインストールして離れた。
数か月後の10月に、Voicyフェスを聴きたくて再インストールした。
その後、暇つぶしでその時々で面白そうと思った配信を聴いていたくらいだった。

11月頃、とあるパーソナリティが、榊の投資を紹介していて、中村さんに興味を持った。声に特徴があったので、Voicyフェスで婚活の話をしていた人か!とすぐに分かった。

だから、私は底辺やキラポエから脱出したくて中村さんのVoicyを聴き始めたわけではない。
結果的に、中村さんの配信を聴き続けてキラポエという人種を知り、これは友人Mのことだ!逃げなきゃ!と気づいたのだ。

キラポエの特徴

キラポエってなに?と思われた方のために、ここでグループ底辺周りの「キラポエ」に関する発信を集め、自分なりにキラポエの特徴を以下の4つに分類してみた。(個人的主観も含まれています)

1.自己否定
自分に向き合っていない、現実逃避、他人軸で流されやすい、個性がない、他責志向、愛読書は自己啓発本

2.意識高い系
自己顕示欲・承認欲求が強い、オーバーポジティブ、根拠のない自信がある、自意識過剰、脳内お花畑、能天気

3.とにかく浅い
表面的、短絡的、簡単に誰かを尊敬する、単調、陳腐、言動に矛盾がある、一貫性がない

4.偽善的
ポジティブワードで人を欺く、誰かの役に立ちたがる、綺麗事ばかりで胡散臭い、共感が好き、人を操るマイルドサイコパス、身内ノリを好む

また、キラポエが放つワードは主に以下のようなもの。

学びと成長/ポジティブ/やりたいことを仕事に!/やりがいを仕事に!/副業/情熱/夢/チャレンジ/豊かな人生/人生は変えられる/感謝/恩返し/○○のおかげ/社会貢献/慈悲の心/ナカマ/キズナ/同志/素敵です!/憧れです!/尊敬します!/一緒に○○しましょう!/マインドフルネス/自己肯定感/ライフハック/タイパ/コスパ/SDGs/ワクワク/ハッピー/スイッチオ~ン!

あなたの周りに該当する人がいないか、ご確認ください。

キラポエの友人M

話を戻し、私が関係を絶たないとと思ったキラポエ友人Mについて。

彼女は私より7,8歳下で、介護福祉関係の超ブラック企業で一緒に働いた同僚だ。退職してからも、近くに住んでいるシンママとしてつながっていた。

決して悪い人間ではないのだが(むしろ人当たりがいい)、一緒にいるといつも小さな違和感が積み重なっていった。
その違和感は、自分にないものを持っているゆえの嫉妬ではないかと思って、自己嫌悪していたくらいだ。

けれど、中村淳彦さんのVoicyを聴いていくうち、その違和感の正体がキラポエだと気づいたのだ。

Mは、ちょっと右上がりの線(たとえば道端に落ちてる細い草とか子供のラクガキ)を見ただけで、「これ見て!右肩上がりになってる!これから良いことあるってことだね!前向きになれる~!」と日常的に無駄にポジティブ。

Xでも「日頃の行いが良いからだね☆」「成長に貪欲!」「私ならきっと大丈夫!」「好きなことにチャレンジする日々」「私の人生はドキドキとワクワクしかない」などど、上に書いたようなキラポエワードばかり投稿している。

実際に会ったときも、Mの口から出るすべての言葉の末尾に、☆♡♪などの記号がついているように聞こえた。

でも実際は、元夫から養育費もろくに支払われていないのに、好きな仕事で生きていくからと転職せず、1円も売り上げがないのに開業届を出し、数々のセミナーに通っているのが、私から見た彼女の現実だ。

貯金が底をつき、実家に数百万単位の借金をして、その辺で採れたつくしや菜の花を食料にしながら、小学生の子供と生活している。
もともと線が細いが、会うたびに痩せていき、30歳前半とは思えないほど老けて見える。

私はMにいつも「考えすぎ」「もっとポジティブになろうよ」と背中を叩かれていた。
対照的な私とMだが、ブラック企業での困難をともに乗り越えた同志(愚痴を言って退職しただけ)と、同い年の子供がいるシンママという共通点が、関係が切れない材料となっていた。

キラポエを断捨離!

発言と実生活に乖離があっても、子育てに楽観的で、実家から援助してもらえて、色々なコミュニティで楽しそうに生きているMが羨ましかった。

一方、教育資金と老後資金を稼ぐために、好きじゃない仕事(カスタマーサポート)で堅実にしか生きられない私には、Mの姿が眩しく映った。

会うたび、「副業やろう」「未来の子供たちに夢を届けたい」「一緒に会社を立ち上げよう」と何度か誘われ、「いいね!素敵だね!尊敬する!」と答えていた。

Mへの違和感があったが、友人関係にヒビを入れたくなくて、興味があるフリをしつつ、「若くないし、親に援助してもらえるわけでもないから、経済的に危ない橋は渡りたくない」とはぐらかしてきた。

そんなMに対しては、いくら悩みや苦しさを吐露しても上辺で共感されるだけで、理解はされなかった。
Mは自分と自分と似たような人を崇拝していて、私の話はろくに聞くつもりがなかったのだろう。自分語りが多かった。
今思えば、なぜ友人と呼べたのかわからない。Mのキラポエに多少は毒されていたのだろう、自分が客観視できていなかった。

Mに対して抱いていた違和感を、なかなか言語化できずにモヤモヤしていたのだが、中村さんの配信で理解が深まっていき、Mがキラポエ族だったことに気づいた。

プレミアムリスナーへの加入は「底辺・キラポエから脱出する道への第一歩」として、Mとの関係を断捨離し、底辺から抜けるための決意表明のようなものだ。

加入後、すぐにMとの連絡手段を断った。

推しはオジサン

当然だが、私は春木先生のVoicyも拝聴している。

私のXでの「ジジイを捨てよ、世界に出よう」「私がやらねばならないのは、デジタルデトックスではなくインプットデトックス」というポストに関しては、春木先生のVoicyに影響を受けている。


「ジジイを捨てよ」のジジイというのは、毒親で底辺の自分の父のことだ。
地元に帰省をしたときに考えさせられることがあって、こんな投稿をした。
(両親のことはいつか詳しく書きたいと思います)

群れるのは嫌いだけど、キラポエのいないグループ底辺は推せる。
オジサンの話は嫌いだけど、中村さんや春木先生の話は聴ける。

なぜなら、自分について客観的に考える時間をくれるからだ。
そして、なにより唯一無二の個性があって面白い。

キラポエを断捨離後、底辺から脱し、「いつも心に底辺を」と言える中流に、私はなりたい。


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