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ティラノサウルスの前肢が小さい理由

こんばんは、イツキです。みなさん今日も一日お疲れ様です!

突然ですが、私、恐竜が大好きなのです!
私が子供の頃テレビで恐竜の特集をしていました、それを見た少年時代の私は彼らの見た目のかっこよさと迫力に魅了されていきました。

恐竜の中にも陸に住んでいたものから、空に住んでいたものまで、草食のものもいれば肉食の恐竜もいました。中でも有名なのがティラノサウルス。
でかい、かっこいい恐竜の代名詞と言えるでしょう。
今日はそんなティラノサウルスにフォーカスを当てていきます。

1、ティラノサウルスはどんな恐竜?


まず恐竜が生きていた時代を中生代と言い、その1億年の期間を大きく三つに分けると三畳紀、ジュラ紀、白亜紀となります。ティラノサウルスは中生代後期、白亜紀の北アメリカ大陸に生息していました。今までの地球史の中で最大級の肉食獣で体長は最大13mになり、頑丈で大きなあごには18cm以上の太く鋭い歯を持ち、噛む力は3000kgを超えていたと言います。

ティラノサウルスは、古代ギリシア語: τύραννος (テュランノス)「暴君」 + σαῦρος (サウロス)「とかげ」ないし「爬虫類」から名前が付けられています。

=豆知識===================
巷でよく聞くティラノサウルス・レックスとはなんなのか気になり調べてみました。まず生物にはそれぞれ分類学上の属名と種名を組み合わせた「二名法」で決められた世界共通の学名があります。そしてティラノサウルスの場合、ティラノサウルスが属名、レックスが種名となっていることがわかりました。人間で言うところの苗字と名前のようなものです。
またこのレックスはラテン語で「王」を意味しており、中国語では「暴龍」あるいは「霸王龍」などとも書くようです。
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T-Rexの食性について

ティラノサウルスの食性について、二つの説が提唱されていました。一つはスカベンジャー説(腐肉食動物)、もう一つはハンター説です。

スカベンジャー説の主張
・大きすぎてスピードが出ない体と小さすぎて使い道のない前肢
・ティラノサウルスの頭骨から嗅覚が優れているとわかっている、これは遠  くの腐肉を探すためのもの

ハンター説の主張
・顎の太い筋肉を収めるために頭骨の後ろ半分が急激に幅広くなっているため、両目が前を向き両眼視ができる。よって獲物との距離を正確に掴める。
・頭骨を組み合わせた時に隙間ができるため、生きた獲物をアゴで捕まえた場合に発生する衝撃を緩和できる。
・嗅覚が鋭いのは死骸を発見するために発達したとは限らない

どちらの説も可能性は大いにあったのですが、現在はある化石の発見によってハンター説が非常に濃厚になっています。
それが2013年に発見された草食恐竜の尾の化石です。そこからはティラノサウルスの歯が突き刺さった状態で発見されました、しかもその傷跡には治癒の痕跡があります。これは、この草食恐竜が生きていた時にティラノサウルスに襲われていて、なんとか逃げ切ったということです。逆に言うと、もしティラノサウルスがスカベンジャーなら死体を食べていたのだから傷跡が治癒することはあり得ないですよね。なのでこれはティラノサウルスがハンターであった大きな証拠の一つになりました。

さて、だいぶ本題から離れてしまいました、すみませんm(_ _)m
上記のスカベンジャー説の部分で少し触れていますが、ティラノサウルスの前肢は全身に比べて極端に小さくなっています。これが可愛らしいと言う人もいれば、恐竜の王なのに頼りないし滑稽ですらある、と思う人もいると思います。
実際自分もこの前肢を見て何に使えるのだろうと、とても疑問に思います。

2、ティラノサウルスは前肢を狩りに使用していた!?

やっと本題に入ります!

ティラノサウルスの前肢が小さい理由

今まで色んな仮説が立てられてきましたが、実はティラノサウルスの前肢が小さい理由は未だはっきりとはわかってないのです。
バランスをとるために小さくなった説進化しなかった説などありますが、私の中では小さい前肢で相手を油断させて捕食する説が濃厚です(^ ^)。

小さい前肢の用途は?

ハワイ大学の古生物学者、スタンリーの新しい調査によると、ティラノサウルスの前肢は戦闘用の武器であり、獲物の身体を残酷に引き裂くために用いられていたと発表しています。
ティラノサウルスの前肢の構造を分析した結果、骨には非常に厚みがあり強力で頑丈、さらに自由に動かすことができました。さらにティラノサウルスは前肢は二本しかないので、他の肉食恐竜の前肢よりも2倍の圧力をかけることができました。
また、小さいと思われがちな前肢ですが、実際のサイズは90~100cm、人間の大人の腕の長さとほぼ同じで、しかも筋力に至っては片手で200kg以上のグランドピアノを持ち上げることができたのです。
これらのことからやはりティラノサウルスの前肢は獲物を狩る際に武器として使われていたと考えられます。
一方で交尾の際にパートナーを掴むための前肢だったとも言われています。


3、ティラノサウルスの前肢から学べること

一見ティラノサウルスの小さい前足はただ飾りのように見えたり、必要のないものと考えたりしたが、ちゃんと存在理由はありました。
なのでティラノサウルスの前肢のように用途なんてこれっぽっちもないと思っていても、色んな角度から分析してみたら意外と使えるみたいなことがあると思います。
もし自分に自信がなくて使い道なんてないって思ってても、違う環境に身を置いてみたり、違う角度からみたら新しい発見が必ずあると思います。

恐竜を調べてて自分の中にこんな考えが浮かぶとは思いませんでした。
稚拙な文章をここまで読んでいただきありがとうございます。
次回はより簡潔に分かりやすく書けるよう精進します。
ありがとうございました。

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