初めて会った日に
みんなでワイワイランチに出かけましたね。
カレーのお店でした。
インド人か？だれか
日本人じゃない本場の人が作ってるカレーだよ、美味しいよって折り紙付きでした。

私はチーズナン。あなたは確かプレーン。
偶然、隣に座ったんですね。
あなたの隣になぜかスッと座ったんです。
ちょっと人見知りな私は、初めての人の隣は選びません。
でもその日はなぜか、当然のように隣に座りました。

チーズナンはとってもボリューミーで
娘とシェアし合う癖がついてる私は
プレーンのナンも食べたくて
「チーズナン、お味見いかがですか？」

初めての人にこんなこと、普段はとてもじゃないけど言いません。
プレーンのほうが食べたかっとしても絶対言いません。

いつも、誰にでも、初めての人にでもシェアするの？
そんなふうに思われたらどうしようって、そんなこと全然思わなくて。

思われないような気がしたのかな。
思われない確信があったのかな。
なんの根拠もないんだけどね。

後になって、「よく食べる人だな〜」って印象を語ってくれましたね。
確かにあの時はお腹がペコペコでよく食べました。

普段は少食を決め込んであまり食べないのですよ。本当は。

いつの世かわからないけれど
私たち一緒にいましたよね？
覚えてませんか？

かくいう私はすっかり忘れてます。
もしかしたらあの娘はあなたの子どもだと思うのですよ。
なんとなくそんな気がします。
似ているところがあるんです。
感じるんです。そんなふうに。

あの娘は、お母さんを間違えてしまったのかもしれません。
だからきっと後悔してる、
私とあなたが並んで座っていると
「夫婦みたいだね」って。
そう言ったのを覚えていますか？

あなたは忘れん坊だから
ちょっとだけ前のことなのに
忘れちゃったかもしれないな。

思い出すのはいつのことでしょう。
お見送りする日が来る前に思い出すかしら。
それともまた持ち越すのかな。次の世に？

ね、どうなんでしょうね。

https://note.com/ohitachi2/n/n8f930959fc14

おひたちさんの企画に参加です。
わけのわからない内容になってると思うのですが、全然いいんです。
というか、読んでくださるかたごめんなさい。

七田さんのこちらの作品を拝見してから書いた手紙です。
この影響力たるや！！

七田さん、すみません💦。急にお呼びしてしまいましてm(_ _)m