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銚子ダム(ちょうし、島根県隠岐の島町)

●概要
八尾川水系銚子川、県営多目的ダム。
竣功    :1999年  
型式    :G  
目的    :FNW
堤高    :39.7m  
堤頂長   :185.0m
流域面積  :7.8k㎡  
湛水面積  :0.2k㎡
総貯水容量 :253.0万㎥
有効貯水容量:235.0万㎥


●見学情報
駐車場:有(ダム脇両岸、下流両岸ほか) 
トイレ:有(ダム脇右岸24時間開放、下流右岸不明) 
自販機:有(下流右岸) 天端:車両も可 直下:可
その他:遊具有(下流右岸) 


●参考リンク・引用


●道中

突然ですがやって参りました鳥取は境港。
潜むどころか堂々としている魑魅魍魎…
ただの標識すらそれっぽく見える…?
境港駅のすぐ北はこのようになっており、向かって右側にあるのが隠岐汽船。
そう、今回の目的は隠岐のダム。
初めて訪れて以来、5年ぶりの再訪。
前回は松江の七類港から自転車を乗せ、島前島後をサイクリングしつつ美田・銚子ダムを見学するという旅程であった。今回は、存在を見落としていた油井発電所と、南谷発電所・銚子ダム・亀の原池にターゲットを絞り、島後へと渡る事としたワケだが、前回のサイクリングでの疲労具合と体力の衰えを考慮し効率的に見学する為、船に車を乗っけて島後へと渡る計画とした。
がしかし、心配性なもので抜かり無く乗船しようとネット情報を漁るも、航送したよ!というような情報は意外な程に少なく…。
という事で、気軽に色んな手段で隠岐を楽しむ人が増えればという想いも込めて、お節介にも簡単な航送・乗船の流れを載せておく。
(Googleマップより)
まず乗船手続き前の駐車場所。
上図に示す通り、航送車両は矢印のように進み、図左部分に一旦駐車する。
(現地では分からなかったので、うっかり✘印の有料駐車場に停めてしまった為、受付で確認した所、上図のような案内説明を受けた。)
現地の様子。左奥が境港駅。標識の通り、十字路を右折する。
右折すると一般車両進入禁止のバリケードがあるが、構わず進む。
(言うまでもないが隠岐汽船での航送車両については。)
誘導員等はおらず、海に沿って奥へ回り込んで、上図の駐車場所へと進む。
(Googleマップより)
その後、隠岐汽船窓口へと向かう。ちょうど赤丸部分辺り。
同じフロアに売店やベンチ、観光案内等がある。
フロア図。
受付窓口はこんな感じ。出港1時間程前から、乗船手続きが開始される。
受付レーンは、人オンリーの乗船者と車両航送者はなので列を間違えないように。
手続きに必要なものは、
予約番号(航送は事前TEL予約必須)・車検証自動車航送申込書(現地記入or事前プリントアウト)。
ちなみに、手前に見えるのはちょうど点検中だったエスカレーターの肉片。
(Googleマップより)
続いて、受付で渡された「車両航送券」(切符。乗船券を兼ねている)と、「車輌航送整理券」(番号が書かれた2枚一組の紙)を確実に携帯し、運転者一名のみで先の駐車場所から上図のレーン(待機場)へと移動する。特にレーン指定はなく、何となく前に続いて並んでいた。このタイミングで、指示通り「車輌航送整理券」一組をワイパーに挟み込む(飛んでいきそうで割と不安…汗)。
程なくすると誘導員が上図の「バス」と書かれた辺りに誘導を開始、その後指示に従って車両乗船という流れだった。
尚、「車両航送券」(切符)は乗船時・下船時に必要なのでアタフタしないように携帯しておく。

アタフタした(冷汗笑
そして雑魚寝部屋へ(写真は5年前)。
いつもなのか、その日によるのかは分からないが、車両航送者は後回しの為、場所取りは困難を極める。大体どの航路もそうだと思うが、観光用というよりは生活航路としての役割が色濃いようで、想像以上に混雑するので、ゆったりと足を伸ばして寝られると思ってはいけない。

座ったまま寝て首痛めた…
首を痛めながら揺られる事、約5時間――
漸く下船。
ワイパーに挟んだ「車輌航送整理券」はどのタイミングで外すのかよく分からんかったので、とりあえず付けたままで…汗
近くのドラッグストア(結構混雑)で翌日の食料調達後、前回も立ち寄った「味乃蔵」さんへ。
夜22時まで営業しているので非常に嬉しい。
船旅で疲れたので、一人で爆食い。
左から隠岐そば¥770-、天婦羅盛合せ¥1,100-、味乃蔵丼¥1,980-。
堅苦しくもなく、カジュアルすぎもせず、入りやすい店だった。
駐車スペースは3~4台程なのでタイミングによっては埋まってるかも。
その後、腹ごなしに夜の銚子ダムに。思いの外、照明しっかりめ。
提灯お化けは程良くライトアップされており、夜の訪問も一定程度想定しているのかなと。
そして翌日、再びやって参りました銚子ダム。
生憎の雨ではあったが、提灯お化けがナマモノっぽい質感だったりで、まあ雨は雨でヨシ?!
展示室もあるので、雨宿りがてらどうぞ。ダムカードは写真奥の玄関からインターホンで。
上流側。中央オリフィスに向かって流れる水が示す通り、
量水標に常時満水位を示していた。
伊賀湖に架かる橋脚、より明確に。
伊賀湖の様子。
下流の様子。
オリフィスから越流中。
天端の様子。スッキリさせつつ、見学者を意識した設計が嬉しい。
左岸へ。少し曲がっている。
左岸より。ここも敢えて展望できるようになっている。
上流から。
オリフィスズーム。
下流左岸側。しっかり直下まで接近できる。結構ヒビが…
左岸フーチング部分。ほう…中々良い曲線をお持ちで…
右岸側。ここがベスポジかな?
段違いオリフィスの副ダムはかわいい説。
改めてしっかり見学してみると、とてもよく整備されており、割とありがちな見えそうで見えない歯痒さや、建設当初は展望できたが茂みだらけで見えない…といった事も無く、楽しい時間が過ごせた。自治体型で没個性的と思いきや、左岸曲線部や副ダムといったダムとしての魅力もあり、アクセスも良好。ダム好きならずとも旅程に加えて欲しい観光スポットだと感じた。
お邪魔しました~

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