2013年9月8日の日記


「オワタあんてな」


 私は一体今まで何回ブラウザの検索ボックスにこの単語を打ち込み、そしてどれだけの時間をまとめサイト閲覧に費やしたのであろうか?インターネットに本格的にはまったのは大学に入ってからのことであるので、少なく見積もっても1万時間は越えていると思う。ある研究によれば1万時間何か一つのことを勉強しつづけたらそれで飯が食えるということであるが果たしてまとめサイト鑑賞が何かの勉強ということができるだろうか…?答えは闇の中である。

 まとめサイトを鑑賞することによって得られるのはなんだろう?まず考えられるのは世界中様々な場所で起きている事件についての知識だけれど、たいていはくだらない事件ばかりである。それを知ったからといって何か人間的に厚みがますとかそういうことはないだろう。ただいたずらに脳のメモリを磨耗させてつるつるにしていくだけのことだ。


 時々考える。なぜ自分の中で捏造した事件では満足することができないのか?と。まとめサイトで扱われるのは下ネタか、中韓disか、日本ageか、それぐらいのものである。その程度なら自分でもっと幻想的で面白い記事を作り上げてそれを楽しむことだってできそうなものである。しかしそんなことはできない。それは一体なぜなのだろう?

 やはり人間は、たとえばそれがどんなにくだらないものであろうと、外部からの情報というものを求めずにはいられない生き物なのだろうか?

 僕の日本語はきちんと伝わっているだろうか?僕の日本語は何かを伝えるための道具としてちゃんと機能しているのだろうか?そのことが僕には不安でたまらないのだ。誰かがそのことを指摘してくれたらいいのにと、心の底から考えている。


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