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ジュエリーコンシェルジュ彩華の宝石ストーリー 第一話

ルビーのお母さんと兄弟といとこ

はじめまして。ジュエリーコンシェルジュ彩華です。


今日は誰もが知ってる宝石「ルビー」についてお話しします。
ルビーはご存知の通り7月の誕生石ですね。
実は特に美しいルビーのお母さんは、多くの母岩である玄武岩ではなく大理石なんですよねー。
お母さんによって、美しさが異なるなんて人間のみならず、他の生物と同じなんて驚きでしょ‼️

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ルビーはコランダムという鉱物の一種です。他にはサファイアがあります。実は赤以外のコランダムは全部サファイアと呼ばれます。
なので、ルビーの兄弟はサファイアということです。
そして、ここでちょっと思い出して(見たことのある方は)ください。
黒太子の王冠です。

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この赤い石。ずっとルビーと思われてきました。そうですよね。こんな立派な王冠ですから。でも、実はこれは「スピネル」という宝石です。
ルビーと同じ鉱脈から産出されるのでこのような勘違いが生まれたのでしょう。硬度もルビー・サファイアに次ぐ硬さがあり、写真の通りとても美しい赤色の宝石です。
ということで、ルビーのいとこはこのスピネルということです。
この勘違いから宝石の鑑別の研究が進み今日に至っています。
何がきっかけになるかわかりませんね。
輝き方も少し違います。ルビーは入った光が複数に屈折するので「キラキラ」しますが、一方単屈折のスピネルは「ピカーッ」と強く光ります。

ルビーのパワー

ルビーは単に高価で美しい宝石というだけではありません。
パワーストーンとして「情熱や深い愛情に恵まれる」また女性には赤い石は「守護石」となってくれると言われてます。

ルビーの最高の色とは

ルビーは単に赤ければ良いわけではありません。最も美しい色を「ピジョンブラッド」というます。「銀盤に落とした鳩の血」の色です。
そして、これはミャンマー産のものに限られています。マスターストーンも決められていて、その範疇だけが「ピジョンブラッド」と鑑定されます。

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いかがだったでしょうか?ジュエリーコンシェルジュ彩華の第一話は、一週間後に7月になるのに合わせ、誕生石ルビーを取り上げました。
大切な方へのプレゼントに、頑張ったご自分へのご褒美にルビーで心を弾ませ、メリハリのある日々を送りましょう。
では、次回をお楽しみに。
彩華より

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