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2Dこそ正義! ---「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」IMAX版 レビュー

ボヘミアン・ラプソディー
ブレードランナー ファイナルカット版
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

この3本は最近IMAX2D版で鑑賞しました。いやあ、素晴らしいですねえ、3Dじゃない方のIMAX!画面デカい!音がいい!メガネいらない!もう最高。特に先日見たワンハリ、私の中ではオールタイム・ベストに近いくらいの大感動でした。タランティーノすげぇな。

最近のシネコンは話題作以外となるとほんとに小さな部屋でしか上映してくれないので映画館で映画を観ているという実感にとぼしいのですが、このワンハリは舞台がハリウッドということもあって、やっぱり「オレ映画見てる!」って実感をがっつり受けながら見たいわけですよ。だからもうIMAXで上映しているなら逃さず観るしかないです。

で、実際すごいんですよ、大画面でこれ観ると。何がすごいってこの大画面にものすごいシンプルな構図でいい男といい女が長回しですごい芝居する、この贅沢さわかりますか!disるわけじやないけど、アベンジャーズも観にいきましたよ、IMAX3Dで!まあ画面から目に飛び込んで来る情報量の多いこと多いこと、イナゴの群れの中に飛び込んだような映画でしたわよ。面白かったんですけど、目に残る疲れは仕事終えて帰る通勤電車で感じるのと同じ眼精疲労。

そこ行くとどうですよ、ワンハリ。ビシッとカメラ目線で劇中の芝居をしながら強気と弱気の間で行ったり来たりを繰り返すディカプリオのものすごい演技をどーんと真正面から見せられるわけですよ。レオ様のどアップ以外に何も無し、なのにありえないくらい密度の高い画面にただひたすら集中。こんな贅沢無いですわ。ブラピもすごくいいんだけどとにかくレオ様がエンドロールまでノリノリで楽しいです。

でもって途中でブラピといい感じになるプッシー・キャットなるヒッピーの女の子が出てくるんですが、んまーーーーあそれはそれは可愛くて、足の裏は汚いし腋毛ボーボーなのにたまらん魅力があって、車ん中でブラピに膝枕して寝転がるシーンがあるんですが、彼女を真上からIMAXの巨大な画面をいっぱいいっぱいに使って撮るこのタランティーノのセンスですよ!神です神!!!正直そのままカメラ固定で横たわる彼女映したままブラピとのドライブで2時間回してもらっても全然OKな感じ。マーガレット・クアリーちゃんマジ天使!

まあそれくらい全編にわたってタランティーノの作る1カットの画のちからが凄い。それをここまで実感できるっていうのはやっぱりIMAX2Dだったからだと思います。もう手遅れかもしれないけれど間に合う方はぜひ!って感じ。

まあね、話のすじや何やかやは他の方のレビューをお読みください。話も解りやすいし後味も爽快。ゆっくりでシンプルで面白くて贅沢で濃厚な2時間40分。

いやー、それにしても優しいよね、タランティーノは。すげえ伝わってくる…。

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