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おじいさん犬のトニーが知っていること

おじいさん犬のトニーが知っていることといえば、10年昔のことだ。あのころ、トニーの家の隣には、人間のおじいさんとおばあさんが二人で住んでいた。おじいさんは発明家をしているということだったが、花火付きの傘や、甘い味のするスプーン(何を食べても甘い味がするのだ!)など、くだらないと思えるものしか作っていなかった。ある日、おばあさんが交通事故にあって亡くなってしまった。発明家のおじいさんは、おばあさんの骨を、宇宙に打ち上げて、それ以来、毎日夕食は家の庭で、星を見上げながら食べるようになった。雨で星が見えない日は、家の中でごはんを食べていた。

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