何も考えたくない植田総裁

 御年73歳、酒豪もやはり酒の影響で思考停止年齢に入っているようだ。驚異的円安をちびりちびりとやりながら他人事のようにやり過ごしている感じだ。庶民の物価高もさることながら、岸田氏の訪米で表面化してきた軍事増強費(防衛力整備計画)が大変なことになっている。

5年間で43兆円の予算を組んだのはそれとして、その時(2022年12月)の為替は1ドル=108円だった。今日は1円戻しているが、155円は現実となってきている。それからすると額面で47円、約44%も円安が進んでいる。目玉商品の「F35A」の単価は、116億円から約167億円、問題になった「イージス・システム搭載艦」の建造費は、約4800億円超(2隻)の予算から、何と約7840億円だと公表されている。このままだとこれらの差額をいったい誰が調達するかの問題だが、誰も逃げの一手で正面から取り組もうとしない。ということは、またもステルス増税で国民に押し付けようとしている。我慢は美徳の日本人だが、失業率が安定している以上、耐えることに修練するのだろう。


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