山上徹也被告を語る・東一郎氏

 『刑法には、殺人罪でも罪を問わない緊急避難(第37条1項)もある』。元弁護士の氏のモットーは、「天命に従い、自らを鍛えよ」というもので、先祖の上人の教え、「この世のことはすべて天命。すなわち到底人知の及ぶところではない」を信条に生きてきたことを踏まえて、事件に対して、緊急避難(第37条1項)の概要を説明している。
つまり、『「犯罪者」という法的な評価とは別に、正義を感じている人が少なからずいる』という解釈が前提になっている。従って、「真の意味、価値の解明」は今後、歴史が証明するだろうと述べている。暴力は断じて許されない社会において、氏の見解には、多くの国民は抵抗を感じるだろう、当然である。実は私も、「この世のことはすべて天命」派であり、今を素朴に全てを受け入れようと思っている。但し、その存在の未知数もあると思っている。
山上被告に告げる言葉、『天命に従い、自らを鍛えよ』の言葉は、私達にも響く思惟の至言。


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