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【葬送のフリーレン】亡くなったキャラを葬送する:レクテューレ

本シリーズでは、アニメ『葬送のフリーレン』に登場する主要なキャラクターの中で、現代の時点で亡くなっているキャラクターを、亡くなったことが判明した順に、勝手に葬儀のような形で葬送していきたいと思います。

本シリーズの概要及び他のキャラクターの葬送の記事については、以下リンクを参照してください。

本記事では、アニメ第22話で亡くなったことが判明した、レクテューレについての葬送を行いたいと思います。


本記事では、単行本全12巻117話までの内容に触れるため、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。

本記事の内容は、できる限り原作に記載のある表現と、矛盾の無いように記述していくつもりですが、多分に私の想像が含まれますので、その点はご了承ください。



遺影・享年

レクテューレ様 第11巻7ページ

享年:30代半ば以上(推定)

故人の御略歴

グリュック家の子女として生を享けたレクテューレ様は、ご両親や年の離れた兄上の愛情を一身に受け、大切に育てられました。

幼い頃から病弱だったこともあり、床に伏すことも多かったレクテューレ様ですが、遠い親戚のデンケン様とは外でよく遊び、楽しい日々を過ごしていました。

レクテューレ様とデンケン様との交流はその後も続き、彼がヴァイゼ軍の魔法使いとしての地位を確固とした折に、めでたく結婚することとなりました。

夫婦となり互いに支え合う日々を過ごしますが、長年患っていた病気が急に悪化し、周囲の健闘虚しくご逝去なされました。


弔辞

関係者代表:グリュック様


レクテューレ、覚悟はしていたつもりだったが、子供を亡くすというのは、こうも辛いものかと思い知らされる。

お前の兄が亡くなった時もそうだが、自身の力の無さを憎んだよ。

その兄が望んだヴァイゼの平定は、臣下のマハトとともに成し遂げることはできたが、君の病の進行を止めることまではできなかった。

せめてもの救いは、平和になったヴァイゼで、君を含めた家族と一緒に過ごした、忙しくも平穏な十数年で、君にとっても幸せな時間だったと思う。

特にデンケンは、娘の幸せのために大変尽力してくれた。ありがとう。

結婚式での花嫁姿の娘の顔は、本当に幸せそうだったし、デンケンとの旅行のお土産話をする娘は、本当に楽しそうだった。

闘病の末の早逝ではあったが、その中での幸せだった日々の思い出とともに、今は安らかに眠ってほしい。


主な参列者

当日参列者

グリュック様
デンケン様
マハト様

後日弔問者

デンケン様


デンケンの墓参り

マハト討伐後、レクテューレの墓の前にてデンケンより


レクテューレ。俺は最後まで、醜く足掻いたぞ。

七崩賢最強であり、俺の師でもあったマハトとの決戦だったが、まさか君がそばで見ていた指導試合の記憶が、役に立つとは思わなかった。

夢の中の話だが、俺の醜い足掻きに協力してくれて、本当に感謝してる。

そういえば、昔話したフリーレンは憶えているか?

魔王を討伐したパーティーの魔法使いで、俺の憧れでもあったエルフだ。

彼女も俺の足掻きに付き合ってくれて、戦闘での強さはもちろん、マハトの魔法で黄金になったヴァイゼを、一瞬で元に戻した光景を見た時は、表情には出さなかったが胸が躍ったよ。

長く生きてきたが、こんなに美しい光景は今までなかった。

そう。長く生きてきたんだ。

墓参りが遅くなってしまって、本当にすまなかった。

君の死に目に会えなかったことも含め、長い間君の死に寄り添えなかったことは、後悔してもしきれないが、これからはずっと君と向かい合って生きていきたいと思う。

改めて、これからよろしく。


まとめ

本記事では、アニメ第22話で亡くなったことが判明した、レクテューレについての葬送を行いました。


次に亡くなったことが判明したのは、ブルグ一級魔法使いなので、その記事を投稿次第、以下にリンクを載せることにします。


長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。



引用元

遺影・享年

「享年:30代半ば以上(推定)」

まずレクテューレの享年は、作中では明らかになっていません。

ただ、以下の描写で言及されている、グリュックの息子の妹が、レクテューレであると仮定すると、ある程度推察できます。

年の離れた妹をレクテューレと仮定する 第10巻52ページ

詳細は以下リンクの議論を参照して頂きたいですが、結論としては、少なくともレクテューレは、デンケンより9歳以上は年上であると推定できます。

あとは、以下の描写にあるように、レクテューレはデンケンが20代半ばの時に亡くなったので、彼女の享年は30代半ば以上だと推定できます。

デンケンが二十半ばのときにレクテューレが亡くなった 第7巻27ページ


故人の御略歴

「幼い頃から病弱だったこともあり、床に伏すことも多かったレクテューレ様」

昔から体の弱い子だったレクテューレ 第10巻90ページ

「遠い親戚のデンケン様とは外でよく遊び、楽しい日々を過ごしていました」

デンケンとレクテューレは小さい頃は良く遊んでいた 第10巻74ページ

「彼がヴァイゼ軍の魔法使いとしての地位を確固とした折に、めでたく結婚することとなりました」

軍としての功績を残してからレクテューレと結婚したデンケン 第10巻85ページ


弔辞

「お前の兄が亡くなった時もそうだが、自身の力の無さを憎んだよ」

レクテューレの兄は既に亡くなっている 第10巻52ページ

「その兄が望んだヴァイゼの平定」

人があるべき世界を目指したグリュックの息子 第10巻54ページ

「結婚式での花嫁姿の娘の顔は、本当に幸せそうだったし」

レクテューレの花嫁姿 第9巻73ページ

「デンケンとの旅行」

デンケンとレクテューレはオイサーストに旅行していた 第5巻163ページ

主な参列者

「グリュック様
デンケン様
マハト様」

レクテューレの葬儀に出席するグリュック・デンケン・マハト 第10巻90ページ


デンケンの墓参り

ヴァイゼを黄金から元に戻した後、デンケンが再びレクテューレの墓参りをした際に、彼女に伝えた言葉を、想像で書きました。

以下の場面の続きのセリフですね。

マハト討伐後のデンケンの墓参り 第11巻133ページ

「七崩賢最強であり、俺の師でもあったマハト」

七崩賢最強でありデンケンの師でもあったマハト 第10巻76ページ

「まさか君がそばで見ていた指導試合の記憶が、役に立つとは思わなかった」

夢の中にて、マハトとの指導試合の中で唯一、一般攻撃魔法がマハトに命中することを思い出す。

一般攻撃魔法がマハトに命中することを思い出すデンケン 第11巻7ページ

「俺の憧れでもあったエルフ」

フリーレンに憧れているデンケン 第7巻27ページ

「マハトの魔法で黄金になったヴァイゼを、一瞬で元に戻した光景」

黄金になったヴァイゼを元に戻すフリーレン 第11巻87ページ

「墓参りが遅くなってしまって、本当にすまなかった」

長い間墓参りをしていなかったデンケン 第9巻67ページ

「君の死に目に会えなかったこと」

レクテューレの死に目に会えなかったデンケン 第11巻5ページ


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