【葬送のフリーレン】補足情報:南の勇者の本当の強さは「観測」
漫画「葬送のフリーレン」では、様々な冒険者が登場しますが、その中でも人類最強と言われているのが、南の勇者です。
本記事では、南の勇者の強さについて、想像も混じえて考察していきたいと思います。
対象は単行本全10巻97話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
本記事は想像も多いので、矛盾点が多いかもしれません。
南の勇者とは
南の勇者は、勇者ヒンメルと同様に、魔王討伐の時代に活躍した勇者です。
その活躍は凄まじく、たった1人で魔王の腹心である全知のシュラハトと、七崩賢全員を相手にし、最終的には七崩賢三人を討ち取り、さらにシュラハトと相打ちになったとされています。
それ以前にも、たった一年で魔王軍の前線部隊を壊滅させ、北部高原最北端にある魔王軍の補給経路の心臓部まで乗り込んでいます。
南の勇者の能力
南の勇者の強さの主な要因は、「未来を見る能力」です。
上記の活躍は、この能力に依るところが大きいと考えられますが、全知のシュラハトも同様に、「未来を見る能力」を持っていたため、相打ちになったと推察されます。
この「未来を見る能力」は、自分の未来を見るだけではなく、他人の未来も見ることができると考えられます。
さらに「未来を見る能力」は、ある程度可能性のある未来の分岐も見ることができると考えられます。
南の勇者は、剣技も卓越していたと推察されます。
実際に南の勇者が戦っている姿がほとんど登場していないので、推測にはなりますが、二刀流の姿で魔族と対峙している描写があることと、シュラハト以外に七崩賢三人を討ち取っていることから、剣技での戦闘能力も優れていたと推察されます。
南の勇者の本当の強さ
ここからは想像が中心になるので、多少心を広くもって読んで頂けると助かります。
個人的に、南の勇者の本当の強さは、「観測」することだと考えています。
こう考えた直接の理由は、以下のソリテールの以下の言葉にあります。
この言葉通り、フリーレンは実際に、黄金郷のマハトの記憶の解析や、不死なるベーゼの結界への負荷テストによって、人知も人の理も超える七崩賢の魔法に対処してきました。
上記の事例と同様に、南の勇者も「未来を見る能力」を使って、七崩賢の魔法を数え切れないほど「観測」したのではないでしょうか。
そしてその「観測」により、七崩賢と対峙する前には既に、魔法の対処法を開発していたのではないかと推察できます。
シュラハトが恐れたこと
上記の引用にあるように、シュラハトはフリーレンに、南の勇者の戦いを見せないようにしていました。
これは、七崩賢の魔法に対処する南の勇者の姿を、フリーレンに見せないようにするためではないかと考えています。
逆に、南の勇者がフリーレンに会いに行ったのは、その対処法を実際の戦闘で見てもらうためだったと想像しています。
現時点までに登場している魔法使いで、七崩賢の魔法の対処法を理解できそうな人類は、フリーレンかゼーリエで、ゼーリエは魔王討伐の時代は身を隠していたので、残る選択肢はフリーレンだけだったのかなと思います。
ただ実際にフリーレンと出会って、彼女の未来を見たところ、ヒンメル達との楽しい冒険の姿が見えたため、無理に誘うのは止めたのかもしれません。
もう少し踏み込んで考えると、シュラハトは特に、断頭台のアウラが使用する、服従させる魔法の対処法を、フリーレンに見せたくなかったのかもしれません。
この魔法は魂を操作して天秤に乗せる魔法も含みます。
魂の操作に対処する方法がわかれば、もしかしたら魂の眠る地にいる魔王の魂を封印することが可能になり、未来の魔王の復活を妨げることになるかなと、勝手に想像しています。
都合よく考えますが、シュラハトがアウラを、南の勇者との直接対決に呼ばない、もしくは直接対決の前に殺すなどの対応を取らなかったのは、戦力のバランスが崩れて、南の勇者が勝利してしまう未来が見えたからだと、都合よく想像しています。
おまけ
南の勇者の「未来を見る能力」は、かなりの情報処理能力が必要だなと考えられます。
記憶の解析が専門ではないフリーレンが、集中して解析を行うと、普段の生活がままならないほど、魔力のリソースを使います。
南の勇者も「未来を見る能力」にて、数多くの未来の分岐を見たと思いますが、それでもなんとか処理できているのは、南の勇者が精神魔法専門家の家系に生まれたからなのではないかと、勝手に想像しています。
まとめ
本記事では、漫画「葬送のフリーレン」に登場する、南の勇者の強さについて、想像も混じえて考察しました。
気になる点がありましたら、コメントにてご指摘いただけると助かります。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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