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ヘナと身体運動 その2

ヘナを使用してもう1つ体感したことは、頭皮が柔らかくなったということです。クラニオセイクラルなど頭部への徒手アプローチを行っていると、頭皮の硬さを感じることが多くあります。指先で頭皮を動かしてみて、硬くなっていて動きが悪い箇所があれば、そこが原因で頸部や肩関節などの可動制限を引き起こしている可能性があります。

皮膚運動学という書籍でも、皮膚の可動性と関節運動との関連が書かれており、アナトミートレインという書籍に載っている筋膜のライン(スーパーフィシャルバックライン)でも、帽状腱膜から足底筋膜への連結があることから、関節運動を改善する上で頭部は無視することはできません。

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頭部と足部の繋がりを実感する例として、カーフレイズ(つま先立ち)を目を大きく開けて行うパターンと、目を細めて行うパターンを比べてみると良いでしょう。目を細めて行う方が、帽状腱膜に付着している前頭筋が伸張位になるため、足関節の底屈に制限を感じることと思います。

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このように、頭皮や深層部にある帽状腱膜のコンディションが、足関節および全身の関節運動に影響を及ぼします。ムーブメントアセスメントの際は、頭部にも意識を向けてみては如何でしょうか。そしてその改善策として、ヘナを導入してみるのも良いかもしれません。

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