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【プロ野球】力の差を感じた6連戦。しかし気になったのは長谷部さん 〜7月5日 楽天 8-1 ロッテ〜

こんばんは、岩国です。ようやく今日、この試合を見ました。

「なんだかわからないうちに失点していた」と美馬投手が語っていましたが、そんなことはなかったというのが、試合後の感想です。

では徒然と。

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この6連戦で3度という荻野=清田ラインで1回に先制したロッテ。しかし、この日の攻撃は実質そこで終わった。

スコアボードを見返して唖然とした。2回から7回までノーヒット。これが失礼ながら石橋相手というところに、どうしたものかと思った。

ただ、この日の石橋は低めに丁寧に投げることもできていたし、インコースやアウトコースも意図をもって使い分けていたようにも見えた。

ロッテ打線が湿りがちということも手伝って、完全に手玉にとっていたが、6回75球でリリーフ陣にマウンドを託した。もったいない気もするが伊藤智コーチの考えがあるのだろう。多少の投手陣再編があったが、このあとどんなマネジメントをしてくるのか。楽しみだ。

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対して美馬は、立ち上がりから制球に苦慮していたように見えた。思えば過去2戦もそうだった。ボール先行の場面も多く、3ボールになる場面も散見。リードするのはこの日も田村だったが、今後もなかなかに大変ではないかと思う。

FA移籍対決となった鈴木大地に3安打を許し、不調のブラッシュにも2安打。浅村には決定的な3ランと、いいところがなかったものの5回終了時に1000投球回の表彰。心中複雑だろうと想像するが、スチール撮影時には笑顔を見せていて、嫌味ではなく「できた人だなぁ」と関心してしまった。内心は悔しい気持ちを抱えていただろうに。

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この試合で一番印象に残ったのは、そんな美馬から5回、先頭打者で出塁した茂木の内野安打だった。

ここでも初球、いきなり逆球でボールになるなど、どこにボールがくるかわからない中、2ボールからの3球目を少しひっかけた。ショートへのゴロ。打球は少し弱かったのが幸いし一塁がセーフとなった。

一見なんてことないのだが、スローを見てわかったのだが、茂木はそのゴロを見ていない。

打った瞬間、その打球に目もくれず一塁へ全力疾走。わずかな差かもしれないし、当たり前といえば当たり前なのだが、余計な動作が入らないことで、より一塁到達時間は単純に早くなると推測できる。

そういうことへの細かい意識付けがチームとしてもし徹底されているならば・・・。今年の楽天、本物かもしれない。

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前半3試合で3ホーマーと打ち込んでいたマーティンが、後半3連戦ではノーヒット。レアードとともに4・5番がブレーキになったことで、得点力がかなり低下してしまいました。

打線全体でも2安打。次週から打線をいじってきたわけですが、中村奨と井上の状態も落ちてしまった今、6試合も様子を見る必要があったのかが、問われるところです。

辛抱することで好転する場合もあるだけに、正解のない問題なのだとは思いますが、相手との対比や現状戦力の見極めなど、どういう形で行われているのか。いろいろ気がかりですね。

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その他、気になったのが、宋家豪投手。

以前指摘した安楽投手ではないのですが、投球フォームから力みが消え、ゆったりとした感じで投げていました。

こちらも制球がよくなっていたので、楽天のブルペン陣は制球重視なのかもしれません。

交換するような形となった小野と酒居で、その制球にかなり差があると実感。この日の小野投手はスライダーが制御できていなかったように見えたので、修正できるのかどうか。

あと、6連戦全体的に、打線は基本的に低めの変化球は捨てていたようにも見えました。変化量にもよるかもですが、多くの低めの変化球は見逃されていたように思います。

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2日目の長谷部さん、前回から少し改善され、話すことに内容があるようになっていました。反省会などで意見があったのかもしれませんね。

では6連戦一気の振り返りもこのへんで。


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