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30歳エンジニアの転職活動終了報告

こんにちは。いわまさです。
私は2023年3月の下旬から2023年の5月の間、転職活動をしました。

ここ最近はずっとリファラルでの転職だったので、かなり久しぶりに転職活動をしました。
どのように進めたのか、その感想について記載します。

転職活動をした経緯

一言で表すと「状況の変化とミスマッチ」です。

こちらの記事にも記載していますが、私の目指しているエンジニアとしての働き方ができなくなってしまった事が原因です。

自分達が開発したシステムがどう役に立つか?利用者は何を求めているのか?を意識しながら開発することが私の中で絶対に譲れないことなのですが、それができないと判断しました。
(自分で改善しろって言われたらそれまでですが、先に心が折れました)

入社して1年も経っていない状況なので、正直かなり迷いましたが
自分の目指している事が全くできない状況では精神的にも、スキル的にもデメリットが大きかったので決心して行動に移りました。

エンジニア転職の状況

これは思ったよりもカオスな状況かと思います。

色々な転職サービスに登録していますが、ひっきりなしにスカウトメールが来ます。

自分の市場価値の確認、求人のチェック、使用技術のチェックなどのために複数サービス登録していますが、どのサービスも毎週何通ものスカウトメールが飛んできます。

正直なところ、読み切れない量です。しかし、その中でも目を引くメールがあり、且つ私の求めるものと一致しそうな場合だけカジュアル面談をお願いしました。
(目を引いたメールの特徴を聞きたい場合はTwitterでDMください)

また、Twitterで転職宣言した時もかなりの反響がありました。

いつもそんなに見られないのに1.2万も見て頂けるとは。

DMも沢山頂きまして、僭越ながら事業内容とカルチャーからマッチしそうな会社さんから優先してお返事をさせていただきました。

通算で20, 30件くらいはDM頂いたと思います。

今回は転職サービスやエージェントさんは経由せずにTwitterでお声がけ頂いた会社さんと自分の持つ人脈から広げる形で転職活動を進めることにしました。

実際に採用担当の方から伺ってみて

エンジニアの友人やカジュアル面談をした企業の採用担当の方からチラッと現在の採用市場について伺ってみました。

転職サービスのメールやTwitter DMが大量に頂ける状況からして察していましたが、まず市場にミドルクラス以上の方が出て来ない状況みたいです。

市場に出て来るのはエンジニアスクール上がりの未経験の方が多いらしく、即戦力としての採用が厳しいらしいです。
(もちろん、スクール上がりで即戦力の方もいらっしゃると思います)

自分自身がスタートアップに居るので感じていますが、確かに即戦力じゃないと教育する余裕が無かったりするので難しい問題だと思いました。

誰もがみんな未経験から始まるので、新卒くらいの感覚で採用できるといいんですがね・・・。

転職活動の進め方

先ほど記載した通り、Twitter DMと人脈をベースに転職活動を進めました。
その中で経験したことを記載します。

転職活動中の方からDMを頂きました

転職活動を開始した時、同じような思想を持って転職活動をしている方からDMを頂きました。

オンラインでお話して、とても参考になったので真似させていただきました。

  • 私と同じようにサービスに寄り添いたくてエンジニアからPdMにコンバートしたこと

    • エンジニア以外の選択肢も考えてみました

  • プロジェクト管理ツールを使用して状況管理をする

    • 私は慣れているNotionを選定しました

Notionを使用することでかなりのメリットがありました。

  • 何を話したか、その時何を思ったかを思い出せる

  • 自分の目指すことを明文化することで自己分析ができる

    • 何をしたいか、何を目指すのか

    • 複数内定を頂いた場合の優先順位を明記

    • カジュアル面談や面接で必ず伺うことリスト

    • 面接用のカンペ(強み、弱みとか)

自分の中の軸を明確にする

ここは前回の反省からかなり意識しました。
前述の通り、Notionに自分の軸を明記することで頭の整理にもなりました。

  • 現職から離れる理由、なぜ辞める選択をしたか?

    • 次ではどうしたいか?

  • 転職先では何がしたいか?何を目指すか?

  • 最低年収、希望年収は?

    • 良いか悪いかは分からないけど今回は希望無しの現年収だけ伝えました

ミスマッチを防ぐ工夫

これは正解が分からないですが、少なくとも明らかに思想が異なる企業さんからスカウトは来なくなったので効果はあったと思います。

  • Twitterのプロフィールに自分のやりたいことを記載したnoteを添付する

    • noteを拝見して声掛けました!みたいなDMを沢山頂きました

  • 必ずカジュアル面談をお願いする

    • 可能であれば採用担当ではなく、近いポジションの方とカジュアル面談する

    • カジュアル面談で必ず伺うことを決めておく(カルチャーマッチ)

無理はしない

私は無理し過ぎて一度過労っぽい感じで体調を崩しました。
ペース配分は重要。

スケジュール調整も自分のスキルだと思ってちゃんとやりましょう!
(私は失敗して学びました)

企業さんによっては技術課題があったりもするので、こちらの提出期限は正直に間に合う日程でお願いするようにすることも重要です。

反省はするけど気にしない

実際に選考に進んでお見送りになることがあると思います。

企業側のポジションや年収、カルチャーのアンマッチなど色々な要因があるので必ずしも自分のスキル不足だけではないです。(それもあるけど)

お見送りになった場合は「きっと入社したらアンマッチで悩んでいたな〜」くらいの気持ちでいるのが丁度良いと思います。
もちろん、自分のスキル不足は真摯に受け止めるべきですが。

私の場合は転職回数が増えてしまったこと、今回は短期離職であることを正直に伝えた上で「また直ぐに辞めるのでは?」と思われていたと思いますが、そう思われたらミスマッチだったと思うようにして挑みました。
(反省しているので今度はそうならないようにめっちゃカルチャーマッチを意識しました)

また、ちゃんと反省することは大切なのでお見送りの場合は必ずフィードバックを頂くようにしました。

転職活動をしてみての感想

正直、辛かったです。
最近はリファラルで転職していたので自分の足でしっかり歩くことがこんなにも大変だとは思いませんでした。

お見送りになると多少メンタルに来るし、「自分って出来ないやつなのか?」とか、「社会不適合者なんじゃないか?」とか思いました。

そんな中で、カジュアル面談していると「この方面白いな」とか、「このカルチャー好きだな」とか、日々良いこともあったのでなんとかモチベーションを保てた感じです。

人と話して情報交換・意見交換することで自分の知らないことや別の考えに触れることが好きなんだと自覚しました。

今後に向けて

転職活動をしてみて、数々の反省が生まれました。
以下に反省と今後の抱負を記載します。

自分から環境を変える

色々な方と話しているうちに、今回は転職と言う選択肢を取りましたが「もっとやれることはあったのでは?」と自分自身が環境を変えるような動きをして来なかったことを反省しました。

今後はどんどん自分から変えて行くような動きをします!

自己分析・自己理解の大切さ

転職活動を進める上で自己分析、自己理解が足りていない事に気がつきました。
私は「なんでもやりたい」とずっと言い続けて来ましたが、それはただ自分のやりたいこと・好きなことに蓋をしてオープンにして来なかったからだと気が付きました。

私はオタクなのでアニメのことや趣味のウイスキーについては本当に語るのですが、仕事に関しては好きな事を発信していないことに気が付いたので今後はどんどん発信します!

ちなみに私の好きなことは以下です。

  • 改善をすること

    • 改善の対象は様々で、例えば速度改善、コスト改善

  • 再現性のある環境を作ること→IaC

    • Terraform, Ansible, Dockerなど

    • 自動化して開発効率を上げることが好きです!

  • Fastlyが大好き

  • バッチ処理を書くことが好き

    • ファイル操作とか大好物です

ここまで好きなこと書いてみるとインフラの方が良いのでは?と思ったりもしますが、好きとやりたいことは別で「サービスを開発してユーザーから喜びの声を伺うこと」が私の1番のモチベーションです。

そのため、直近はWebアプリケーションエンジニアがメインですがインフラも同時に行いながら生きます。

おまけ:カジュアル面談の良かったこと・悪かったこと

カジュアル面談を沢山受けたのでその中で良かったこと・悪かったことを記載します。

採用される側目線ですが、採用担当の方や未来の自分に向けて記載します。

良かったこと

  • 資料だけでは分からないことやイメージ出来ないことを説明して貰える

  • 説明を聞きながらその場で質問ができる

    • 担当者の方が一気に説明するのでは無く、合間で質問タイムが無いと厳しかったです

    • 厳しい場合はその場でメモを取りました

  • 意見交換ができる

  • 会社のカルチャーが分かる

  • ミスマッチの確率を減らせる

  • いきなり書類選考・面接するよりも心理的ハードルが下がる

  • 選考フローが変わることも(書類選考飛ばして面接から)

悪かったこと

  • 選考を辞退するときに断りづらい(自分だけかもですが)

  • お互いに同期的な時間を確保する必要がある

  • 日程調整が大変

    • 私はTimeRexを使用して選択していただく方式を取りました

    • (または先方が用意してくださる)

率直な感想

カジュアル面談を担当する方は入社した際に一緒に働く上司や同僚だと思うので、受ける側からしても「この人と働いてみたいな!」と思えることが私は重要だと思いました。

そのため、会社の顔だと思ってカジュアル面談を担当すべきだと私は思います。

まとめ

今回はこのような感じで転職活動を行いました。

私は今年で30歳になるので、これからのキャリアと向き合いつつ、今後もエンジニアとして生きていくとは思いますが選択肢と視野は広く活動して行こうと思います!

もしも転職やキャリアで悩んでいる方、採用担当でこちらの記事をご覧になられてもっと深掘りしてみたいとかあればいつでもTwitterからDMお待ちしております。(お酒ご馳走してくれたら泣いて喜びます)

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