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「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」リアルイベントが楽しかった話

「“わかった”と思ったら、作品との関係性が切れちゃうじゃない?」

鹿児島市立美術館で行われたイベントに参加して、見えない人である白鳥さんが発した言葉にハッとする。一つの作品を、15分以上もかけて、わいわい喋りながら見る。自分と違ういろんな視点を楽しむ体験は、刺激的だったと同時にもやもやが残ったのだけれど、それを見事にすくい上げる言葉だった。「ごちゃごちゃしてるのが人間じゃん」とも言ってて、確かに、私は結論が出ないものを面白がるのがちょっと苦手なのよねぇーと思う。帰り道、桜島を横目に運転しながら、あー子どもの頃「あの雲の形何に見える?」ってやった、あの感覚とも似てるのかもしれないと気づいた。自由に思ったことを言って、面白がって、まとめやオチもなくてOKな優しい時間。こんなの久々だ。いやぁーいい休日だった。今度は映画を観にゆこう。

映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』
https://shiratoriart.jp/

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