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理不尽に向き合うなど

御多分に漏れず朝の連続テレビ小説「虎に翼」に夢中である。
今週は涙腺崩壊で寅子と一緒になって毎日怒って泣いた。

涼子さまもヒョンちゃんも梅子さんもよねさんも、なぜにこんな理不尽に立ち向かわなくてはいけないのか。「女である」それだけのことでぐらぐらする足元で、それでも前を向き、何かを犠牲にし、同じ道を進めないことを友に「ごめんなさい」と謝るなんて、そんなの辛すぎる。

毎話どこかしらで寅子が発する「はて?」は今のこの状況、あなたの発言、その反応ははてさて変ではないですか?という違和感を素直に表現していて、この「はて?」を表出できることが寅子の強さであり、恵まれた生育環境だったからこその素直な善良さだなぁと思う。

子どもの不登校と向き合うようになって
学校という場は/社会に出るということは理不尽から学ぶということだ。
なんてことを言う人が結構いるもんだと知った。

理不尽なんてないほうがいいのに、何言ってんだ。と思う。
そういう発言の裏には「理不尽を(飲み込むことを)学ぶ」という意図が見え隠れしていることが多い。飲み込んだところで、不満は溜まるし、状況は変わらない訳で、本当に何言ってんだ。である。

…と書いている私とて、なんだか理不尽な出来事を「仕方ない」「面倒くさい」「私が変えるパワー(権限とか時間とかやる気とか)などない」「どうせ変わらない」といくつもスルーしてきているのもまた事実。

いまは新しい土地、新しい職場で「はて?」を表出できるボーナス期。
なんでこうなのか?と思うことをできるだけ素直に出していきたい。

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