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富士山麓旅行、単独行動篇(2023/08/21の日記)

富士山山麓旅行、単独行動篇である。


吉田のうどん。朝と昼の二軒行くことにした。朝は開店10分後くらいに伺ったのだがほぼ満席で、地元民と思われる客と観光客とが入り乱れていた。

吉田のうどん、とにかく硬い。不均一に切り揃えられた麺の断面を見ると、中心はほぼ火が通っておらず粉の感じさえある。名古屋で食べた味噌煮込みうどんを少し思い出した。「日本一硬い麺」を自称するにふさわしい無骨さだ。


浅間神社(「あさま」ではなく「せんげん」と読む)に向かい、忠霊塔というスポットからの景色を望もうとしたが、観光客が多すぎて断念した。

代わりに近くの遊歩道から撮った写真を載せておきます。

雲は多いが富士山頂が顔を出しているのが見える。街並みが遠のいていって富士の山麓とゆるやかに接続し、消失点に富士山がでん、とそびえているのがいい。


河口湖方面に向かう。本来ならここから湖の対岸に富士山が見えるはずなのだが、完全に雲がそれを隠してしまった。夏の雲は、富士山を撮るにはなかなか都合が悪い。

河口湖の湖畔にはボートや遊覧船の乗り場がところせしと並んでおり、ビジネスをやってるなという感じがした。


夕食についてまったく予定がなかったので、近くにあったホルモン屋に入っていった。店主さんが気さくな方で、部位から焼き方まで丁寧に教えてくださった。

これは豚ホルモン五点盛りで、たしか、ええと。いろいろ説明を聞かされたはずなんだけれど、タンとホルモンしか覚えてないぞ。

ああ、コブクロという部位があってこれは豚の子宮だそうだ。こういう見慣れない部位を焼いていると、内臓を食べてるぞという感じがある。ホルモン特有の脂っぽさがなく、コリコリした食感が楽しい。

牛の三点盛りも頼んだ。これは本当に何の部位を食べたか覚えていない。たしか牛の胃のうちどれかを食べたはずなんだけれど、4種類あるので同定ができない。まあいいや。

桜ユッケユッケがあったので気になって頼んでみた。上質な馬刺しの味がする。「さくら」にも「ユッケ」にも、なぜか「脱法」のイメージがつきまとうのである種の背徳感を伴いながら箸を進めた。


宿に帰ると、朝に別れた友達が帰ってきており、飲み直すかということで近くのバーに行くことにした。

そこからの記憶はあんまりないです。


さようなら。

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