始めよう(2024/04/13)
半年ほど続いたnoteを半年ほど休止していた。
また始めようと思った。特に理由はないのだけれども。
今日とてバイト。最近は花見が多いのか何なのかあまり外食需要が高まっていないらしく、暇だった。いいことだ。歩合制でなくてよかった。
バイトについて書くべき話はもうないが、それはそれでいいことだと思う。
ここ最近よく書店に寄っているのだが、ここ数年でどんどん装丁の質が低下しているように思えてならない。
新刊については別に文句があるわけではないが、例えばミステリの名作とされている作品の装丁とか帯とかに「あなたの想像を超える大どんでん返し」
だの「今読まなきゃ損します」だの、ドン・キホーテにある店員自作のPOPみたいな売り文句が並んでいるのを見ると、どうも購買意欲が削がれてならない。
考えると、名作は時代の淘汰に耐えてきたからこそ名作であるが、あまりに長い時間を耐え忍んだ名作は、その存在さえも認知されなくなる(すでに読んだ人にとっては言及するまでもないものであるし、読んでいない人にとっては過去の遺物にすぎない)ので、新規の読者を獲得するためには「一番売れている」とか「一番読まれている」とかの経済効果を前面に出すのが一番てっとり早いのかもしれない。出版業界について何も知らないのでいい加減なことは言えないけれど。
ただ、我孫子武丸の『殺戮にいたる病』の装丁が悪趣味な赤いドクロのマークに差し替えられて、「これを読まずにミステリーを語るなかれ」という惹句がデカデカと印刷されているのを見たときは、流石に血の気が引く思いがした。そんなことしていいの?
終わります。
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