おはようございます！今日も天気が良くていいですね～うちの犬も気持ちがいいみたいで、ベランダに出てひなたぼっこをしているので部屋に帰ってきませんね。そろそろ年末なので大掃除をしなければならないなと思ってはいるのですが、まだ手を付けられていないですね。何とか物を減らしてスッキリしたいなと思う今日この頃です。さてさて本日は久しぶりに業界ネタ「アムジェン、ホライゾン買収」です。

アムジェン、ホライゾン買収

既にご覧になった方も多いのかなと思うのですが、アムジェンがホライゾンという新興バイオ企業を約4兆円で買収したというニュースです。以下、ニュースの要約。アムジェンは12月12日、ホライゾン・セラピューティクスを278億ドル（約3.8兆円）で買収すると発表した。実現すれば、今年この業界で最大の買収となり、アムジェンは希少疾患治療薬のポートフォリオを強化する。ホライゾンの株価は12日に15%上昇し、112.36ドルで同日の取引を終えた。同社は11月下旬、アムジェン、仏サノフィ、米ジョンソン・エンド・ジョンソンの3社と買収の可能性について予備的な協議を行っていることを明らかにしており、それ以降、株価は12月9日までに23.5%上昇していた。一方、アムジェンの株価は1%未満の下落となり、267.78ドルで12日の取引を終えた。

ちょっと雰囲気が変わってきているような・・・

これ、ちょっとこれまでのM&Aと質が変わってきている感じがしました。買収額の規模は、これまでのM&Aとそんなに変わらないのですが、これまでは比較的規模が大きな会社同士での買収であったのに対して、完全に新興バイオ企業（日本でも法人が出来るか出来ないか）をこれだけの金額で買収するのは潮目が変わりつつあるように感じました。気になるのは、ほとんどの場合、新興バイオ企業は日本で開発を行っていないので、買収後に既存品の日本での開発はどうするのかっていうところですね。ここでもし既に上市した製品については追加で投資しないとなった場合、完全なるドラッグ・ロスになっていくなとちょっと心配になった次第です。これからもこのパターンはありそうな気がするので、要注目かと思いました。

まとめ

いかがでしたでしょうか？同じタイミングで武田さんも買収していましたが、あちらは開発段階のものをポートフォリオに取り込みたいという感じでしたね。少し早めのタイミングでの買収なので、まだ日本での開発は間に合うかもしれないです。新興バイオ企業が日本で開発しない問題は、今後の製薬業界の重要な課題となると思うので、よくよく注目していきたいなと思っています。ではでは、また！