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#415 製薬業界ネタ~大塚製薬 米国で精神医学分野のレジストリ研究開始

おはようございます!今週もよろしくお願いします。週末、家族でお花見に行きました。日曜日はかなり暖かかったですし、桜もきれいだったので、ものすごい人で賑わっていました。娘も楽しそうにしていましたね。本当にいい季節になってきたので、しっかり楽しみたいなと思います。もうすぐ娘の誕生日もあるので、しっかりお祝いしないとですね。あっという間に5歳になりました。本当に子供の成長は早いなと。自分も負けずに頑張ろうっと。さてさて本日は「製薬業界ネタ~大塚製薬 米国で精神医学分野のレジストリ研究開始」です。

うつ病とメンタルヘルスの研究の推進を目指すレジストリ研究

RWD関連なんですけど、かなりいい取り組みだと思ったので、紹介します。大塚製薬は4月5日、米国子会社がうつ病とメンタルヘルスの研究の推進を目指すレジストリ研究「My Mental Health Journey」を開始したと発表した。本研究は、うつ病を有する米国在住の18歳以上の成人が参加でき、参加者自身による定期的な自己評価情報やデジタルデバイスを用いたバイタルなどのデータ収集を行う。本研究から得られた知見は、大塚製薬の今後の精神医学分野の研究において、▽臨床試験デザインの設計、▽治験施設の選定、▽症状評価尺度の研究――などに役立てられる。

デジタルバイオマーカー

ずっと思っていたことではあるんですが、疾患の指標は、医師側が評価する指標が多いと思うんですが、それだけでは本当の疾患の姿は見えないんだろうなと。なのでPROなどの評価指標を使うようになってきていると思いますが、それでも不十分で、やっぱり患者さんの情報をデジタルも含めてしっかり記録することは重要になるだろうなと思います。こういった大規模なレジストリを行えば、おそらくもっといい薬剤の評価指標なんかも見つかってくるような気がしますし、そうすることで予防にも役立てることができるようになるだろうと思いますね。今後の発展に期待したいところです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?デジタルデバイスを使ったレジストリとか、RWDの研究がもっと進むと良いなと思います。もっと良いのは単に患者さんの情報だけではなく、診断を受ける前からの情報を取得することで、予防につなげられたら非常にいいと思うんですよね。例えば、うつ病であれば、その前にデジタルで活動量が落ちるとか、体重がどうなるとか、ウェブ検索のパターンが変わるとか、そういう指標でアラートを出したり出来たら、良いんだろうなと。個人情報保護の観点もあるので、簡単にはいかないのかもしれないですが、興味がある分野ですね。ではでは、また!


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