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#337 業界ネタ~国内医療用薬の市場予測

おはようございます!昨日は全社会議で一日、拘束されたので更新できずでした。とはいえ、入社して初めて全員が顔合わせて、お話しすることができて本当に良かったです。やっぱり対面でのコミュニケーションはいいですね~たまには対面でお話しして、仕事以外のこともお話できると本当に楽しいなと思いました。人柄がわかると安心しますよね。ただコロナもインフルも流行っているので、なかなか混んでいる電車に乗るのも勇気がいるなと思いました。バランスを取りながら出社するようにしたいと思います。さてさて本日は「業界ネタ~国内医療用薬の市場予測」です。

10年間の年平均成長率が0.8%、ただ27年以降は・・・

これはなかなか重要な数字だなと思って共有します。以下、記事の抜粋です。富士経済は10月10日、日本の医療用医薬品市場(メーカー出荷ベース)の2032年まで10年間の年平均成長率が0.8%にとどまるとの市場予測をまとめた。20年代前半はがん領域や自己免疫疾患領域に加え、新規アルツハイマー病治療薬治療薬を含むCNS領域が市場拡大に貢献。28年には22年比11%増の8兆9154億円になると予想した。しかし、27年以降に「現在市場をけん引している抗体医薬品や免疫チェックポイント阻害薬」のバイオシミラー(BS)が市場投入されて国内市場はマイナス成長に転じると分析。32年の市場規模は8兆6958億円になると予想した。

バイオシミラーの時代へ・・・

いよいよ来たかという印象です。この数字は医療用医薬品の数字なので、結構、インパクトありますよね。28年まで5年間はそこそこ成長するけど、そこから32年にかけてBSの影響で減少に転じるということです。もちろん各社製品群によって影響が出るところとでないところはあると思いますが、いよいよバイオ製剤の特許切れ問題が如実に表れ始めますね。もちろん今後、大きなブロックバクターが出れば、状況は変わるでしょうけど、マクロなトレンドとしてはやっぱり縮小傾向なのかなと思います。コンパクトなサイズの会社がコンパクトな市場を取りに行くというビジネスに転換していくことになるのかなと。あと10年ということは自分もまだ現役世代なので、自分の貢献できる分野を改めて考えさせられる数字だなと思いました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?ヘルスケアビジネスは大きく変化する10年になるかもしれないですね。医薬品中心のビジネスから、新しいモダリティやデジタルまでトータルサービスで健康を支えるみたいな話もちらほら出始めています(beyond the pillとか言うらしいですよ、おしゃれ)。新しい環境でも生き残れるように感度を上げて、スキルも付けていかないといけないなと思いました。皆さんもぜひ、10年後の世界をイメージしながら、そこにフィットする人材を目指していただければと思いました。ではでは、また!


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