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松島に遊びに来ました。

I’llです。
今日は、松島に一泊旅行に来ました。

新しい松島海岸駅から海を望む

松島へ行くために在来線に乗車する際、JR仙石線のダイヤが一時的に乱れており、直前で到着駅が変更されたり、電車内が混み合って座席に座れなかったり、途中で電車が止まったり、なかなか目的地に着かずイライラさせられました。
1時間ほど立っていたのですが、姿勢を整えて重心を安定させ、心頭滅却すれば意外と何時間でもいけるかもしれないと思いました。
人生は、こうしたイレギュラーを精神修養のチャンスと気づき、志を鍛え忍耐を体得するための道なのかもしれません。イライラすれば自分の不幸が増大し、心を平穏に保てば別の楽しみに目を向けることができます。まあ、普段1時間あれば着く場所になかなか辿り着けないのは、不運であるには違いありませんが。隣の席の、おそらく台湾から旅行に来ている家族が全く動じていませんでした。子供を連れての海外旅行で交通トラブルはさすがに私はイヤですが、流石です。


雄島の岩窟と仏塔

今日の松島は灼熱です。最初に向かった雄島は、松島で唯一今まで足を踏み入れていない場所でした。入り口は岩壁と木陰から風が通り抜けて涼しく、この感じなら進めるかな、と思いましたが暑いものは暑いです。

妙覚寺跡の裏の松の木の下

稲荷大明神にお詣りした後、妙覚寺跡に向かいました。木陰が見えたので涼もうと思い、小さな丘を登ったところ、異様な涼しさに驚きました。乾いた海風が通り抜け、一日中いられそうなくらい快適でした。私はこのポイントを「雄島のエアコンスポット」と呼ぶことにしました。
次に訪れた松吟庵跡は、雄島で最も霊的な圧力を感じた場所です。あまり歓迎されてる感じがしなかったので、早々に立ち去ることにしました。

雄島の坐禅堂

しばらく坐禅堂の下で休憩しました。一応坐禅を組んでみましたが、旅行者の目が気になって瞑想できませんでした。修行が足りないようです。
雄島を一周して気づいたのは、風通しがよく涼しい場所には、必ず庵やお堂が立てられているということです。500年より前の人たちも、気持ちいいスポットはだいたい同じなのが興味深いです。

雄島から望む松島公園の海岸。
昔、遊泳禁止の場所にも関わらず
バイト仲間と水遊びをして、
私を乗せたビニールボートが転覆し、
パニックになって溺れかけたところ
先輩がバナナボートで助けに来ました。

雄島を出てから、体験したことのないレベルの暑さを感じました。これはやばい(確信)と思い、飲み物を買って物陰を探しましたが、どこも人がいて埋まっています。納涼ゾンビになりながら、松かま門前店2階にある、SHOBIAN CAFEで休憩を取ることにしました。


ずんだパフェとブレンドアイスコーヒー

喫茶店の中は天国でした。窓から一面の海が見渡せて、何よりクーラーがガンガンに効いていました。
ずんだパフェにはスイーツかまぼこがついていて、コーンフレークとずんだ、ジェラートに冷凍マンゴーと様々な食感が楽しめ、昼食がいらなくなるくらいの満足感でした。
バルコニーから海が見えたのですが、炎天下の中フェリー待ちに並ぶ人々を見下ろしながら、X(笑)で大衆にお金を配ってフォロワーを集める富裕層は、こんな感覚なんだろうなあと思いました。

とにかく、この暑さは観光の域を超えていると思い、松美庵3階のバルコニーでどう避暑しながら観光を続けるか、戦略を練ることにしました。とは言え、吹きさらしにも関わらず松美庵のバルコニーはかなり涼しくて、松島湾も一望できるので「別に無理して動かなくてもいいんじゃ?」と思ってしばらく過ごしました。

SHOBIAN CAFEの3階から五大堂を望む

カフェから降りてみましたが、気が狂いそうな暑さです。咄嗟にお土産屋さんに入りましたが、買い物をしている間に具合が悪くなりかけました。
とりあえずお土産屋さんを梯子して、セーブポイントを設けながら街側に進みました。


ずんだもんの缶バッジキーホルダー

お土産屋さんで見つけ、思わず買ってしまったずんだもんのキーホルダー、同人グッズ制作会社のおたくらぶさんで作ったのかな?と思うくらい既視感がありました。ちなみに私はずんだもんが好きです。特にずんだもんでめっちゃスケベな妄想をするのが好きです。

かき丼と焼き牡蠣

いつもお世話になっている石田屋さんで、昼食兼夕食を取ることにしました。石田屋さんの大女将さん?は、この炎天下にも関わらず入り口の横に座ってニコニコされていました。暑いので気をつけて下さいね、とお声掛けをしましたが、たまに見かける石田屋さんの猫ちゃんは、さすがに出歩いていないようでした。
そこでかき丼と焼き牡蠣をいただきました。松島産の牡蠣は身が大きく味が濃厚で、凝縮された牡蠣という表現が相応しいくらい美味です。私は松島産の牡蠣が日本一うまいのではないか、と思っているのですが、おそらく日本一なら世界一ということでしょう。松島には、この牡蠣を食べるためにでも訪れる価値があると思います。

部屋から福浦島を望む

もう限界なので早々にチェックインし、温泉を堪能してから部屋に戻ってビールを飲むことにしました。
私はアルコールを入れると絵が描けなくなるので、お酒は月に一回飲むか飲まないかです。ビールもそんなに好きでもないのですが、このお風呂上がりの一杯は最高でした。
ヘパリーゼを飲み、焼酎のボトルを開けました。私は人と飲むと、お互いケツがあったり向こうが寝たりして、飲みきれないことがほとんどです。ですから、結局一人飲みが一番酔えます。
今夜は、ハメを外しすぎない程度に酔っ払おうと思います。

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