現時点で最も可能性の高い「音声配信で稼ぐ方法」
このnoteは、11月2日にstand.fmで配信した『メタ音声配信ラジオ』の内容をもとに書いたテキスト版です。
盛り上がる音声配信
Voicyやstandfm、Podcastなど音声プラットフォームの人気は高まっており、ニュースで音声メディア関連の話題を目にすることも増えました。
「誰でも簡単に始められる」それが音声配信の大きな特徴です。声で吹き込むラジオは、ブログなどよりも時間がかからないこともあり、最近は音声で発信を始める人が増えています。
中には「今のうちに音声配信を始めておけば、もっと盛り上がってきたタイミングで多少の収益を得られるようになるかも」という下心?で始めている人もいるのかもしれません。
(かく言うぼくも少なからずあったと思います。でも動機によらず新しいことを始めるのは素晴らしいことですよね笑)
音声配信って稼げるの?
「音声配信って、もうちょっとしたら稼げるようになるのかな?」
と気になっている人は多いのではないでしょうか。
ぼくはここ数年、多くの音声配信アプリを使って、有名・無名に関わらず多くのコンテンツを聞いています。
1年前に自分でも発信を始めて、今は「メタ音声配信ラジオ」と名付けた音声配信特化型のチャンネルを更新しています。
音声配信で稼げる時代は来るのか?という視点でも、日々考えながら聴いたり自分で配信したりしています。
音声で稼ぐのはかなりの「無理ゲー」
結論から言いますと、現時点で音声配信で稼ぐのは、かなり難しいです。
もっとハッキリいうと、ほとんど無理ゲーです。
それじゃ、稼ぎたいのなら音声配信はやらず、ブログやYouTubeをやった方がいいのか?と思うかもしれません。
いいえ。今は先行者利益を得られるフェーズなので、短期的に収益は出なくても音声配信をやった方がいいと思っています。
音声配信の情報をテキストで発信するのが最短ルート
音声配信はもっと伸びると思います。
近い将来は音声で広告収入を得るのも夢ではないでしょう。
でも、機が熟すまでにまだ数年はかかります。
現時点で最も早く収益化できる可能性の高い方法。
それは、「音声配信の情報を”テキストで”発信すること」です。
重要なのは、音声ではなくテキストメディアで音声配信についての情報を発信することです。
なぜテキストなの?
答えは単純明快で、現時点ではテキストメディアの影響力が圧倒的に強いからです。
確かに音声メディアは伸びています。
とはいえ、まだまだブログやテキストSNS(Twitterなど)にはユーザー数などで遠く及ばない。
「全体ユーザーが少ない」ということは「広告費が少ない」ということになります。
音声広告の可能性は有望。5年後に26倍になるという試算もあります。
ものすごい可能性を秘めてるのは間違いないです。
しかし、2020年が終わろうとしている現時点(11月)では、音声の広告費で稼げている人はほとんどいません。
それに比べると、テキストメディアの広告費(Googleアドセンスなど)は、伸びは鈍化しているとはいえ、音声と比べればまだまだ圧倒的に多いです。
具体的には?
音声配信の情報をテキストメディアで発信する。と言っても具体的には何をやればいいのでしょうか?
音声配信の情報(始める方法、ニュースやトレンド、音声の可能性、Podcastや独立系アプリの特性や特徴について)を発信するのがいいと思います。
発信媒体は?
・ブログ
・note
・電子書籍
などに集客して、Googleアドセンスの広告収益や、収録用マイクなどの関連アイテムのアフィリエイトから収益を狙います。
ホントに音声では稼げない?
音声広告はまだ早いかもしれないけど、現に今音声配信で稼げている人だっている。わざわざテキストで遠回りして稼ごうとしなくても、音声配信に注力した方が稼ぎやすいのでは?
という反論もあるかもしれません。
確かに音声配信自体で収益を得られている人はいます。
・Voicy ではスポンサーやプレミアムリスナー機能も追加されている(スポンサー収益が月100万のパーソナリティもいるとか)
・stand fmでもSPP(パートナープログラム:再生数に応じて収益が還元される)や有料配信チャンネル機能が始まっている
・Radiotalkでも「さしいれ」という課金プレゼント機能があり、(家賃を賄えるくらいの収益をあげたトーカーもいるらしい)
しかし、これらの「音声配信自体で稼げている」人は圧倒的に少数です。
割合でいったら1%どころではなく、0.1%くらいではないでしょうか。
そしてさらに、収益額自体も高くありません。
Voicyでスポンサー費を100万円稼ぐパーソナリティーがいるそうですが、そんなのは例外中の例外です。
ほとんどのパーソナリティは無収入で配信している(ランキング上位常連のイケハヤさんもVoicyでは無収益と言っていました)
SPP(stand.fm パートナープログラム)も、認定される基準は高く、狭き門な上、収益も決して高くはないようです。
トップランクの配信者でも月間の再生数は2〜3万回らしいです。SPPによる収益還元も3〜5万円と推測されます。
「音声で稼いでいる人」は少なく、額も小さい
つまり、音声配信で稼げている人もいるにいるけど、全体からみれば圧倒的少数。
しかも収益自体も決して高くはないのが現状です。
さらに「音声配信で稼げている少数の人」は、音声以外でも稼げている人がほとんど。
もともとTwitterのフォロワーが何万人もいたり、YouTubeで登録者が何万人もいて、その広告費で稼げている人とか。有料noteが売れているとか。
つまり、彼らは既にネットメディアの収入経路を持っていて、そこに音声という新たな媒体が加わっただけで、元から「ネットで稼げている人」が多いのです。
それ以外の(つまり大多数)の人は、いきなり今から音声配信で稼ぐのは困難だと言えるでしょう。
まずはテキストメディアで収益化を目指す
それであれば、音声配信自体の収益化はまだ狙わない方が無難です。
それより可能性が高い方法は、既に市場が成熟していて広告費の規模の大きいテキストメディアで音声配信の情報発信をすること。
ブログやSNS、noteなどの「テキストメディアからの収益を目指した方が稼げる可能性は高いです。
SPPで月3万円稼ぐのはトップ層ほんの一握りですが、ブログのアドセンス収益で3万円稼ぐ人は日本だけでも1万人以上はいるはずです。
音声配信が伸びているとはいえ、現時点ではまだ成熟途中。広告費を狙えるほどの市場には至っていません。
だから、今の時点でより多くの人が稼げる可能性の高い方法は、テキストメディアでの発信になります。
とはいえ音声配信が来るのは間違いない
音声市場はまだ成熟の途中ですが、急成長している市場なのは間違いありません。
Voicyも standfmも、Radiotalkも、最近数億円規模の資金調達をしています。
ということは、投資家たちも音声配信サービスがこれからさらに伸びると確信しているのだと思います。
新聞やニュースでも音声配信の企業が取り上げられることが多くなってきました。
海外の事例
海外でも音声メディアの人気は高いようです。
アメリカでは「音声配信を利用している」と答えた人が3割以上いるとか。
中国でもHIMALAYAという6億ダウンロードという化け物的な音声配信アプリがあります。個人で何億円も稼ぐ「ポッドキャスター」もいるそうです。
日本でも数年遅れで海外の状態に追いつく可能性はあります。
オトナル(音声広告の企業)の記事によると、音声広告の市場規模は5年後に26倍という試算が出ています。(2020年に16億円→2025年に420億円)
だから、音声配信は伸ばしつつ「同時にテキストでも情報発信をする」が現時点のベストだと思います。
新ブログを開設しました!
じゃあお前自身は、音声配信の情報をテキストで発信しているのか?
と言われるかもしれません。
宣伝になりますが、最近新しくブログを立ち上げました。
「音声配信をはじめよう!」という、音声配信の特化ミニサイトです。
まだ調整途中ですが、Googleの検索エンジンからの流入を狙って、これから音声配信をはじめようとしている人が知りたがりそうな内容の記事を少しづつ増やしています。
半年後くらいには検索流入も発生しだすと思います。その頃には今よりもっと音声配信に関心を持つ人も増えているはず。
それでは、お互い頑張りましょう。
長い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
同じ内容を音声でも配信していますので、よかったらあわせて聴いてみてください!
おわります。
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