近所のホームセンターに買い物に行きました。
立体作品の土台にするため、外の園芸、でかものコーナーで立方体のコンクリートブロックを2つ買いました。

レジに置いて会計してもらおうとしたら、すぐ後ろにやや腰の曲がったおじいさんが立ち、コンクリートブロックを見ています。
これ石？と聞いてくるのでコンクリートですよ向こうにありますよと答えました。

彼は反応なくじっとりコンクリートを見ているままであるので、欲しいの？と聞くと漬物石が欲しくてなあと言います。
そこでレジの女性が漬物石なら店内にありますよと教えてくれますが、おじいさんは引き続きコンクリートブロックに吸い込まれており、これなら漬物石にちょうどいいかなあと言います。
私とレジの女性はいやいやと同時に突っ込み、この持ち手のないブロックはけっこう重いですよ、持ち手の付いてる漬物石の方がいいってと返します。

そうかあと納得したか、おじいさんは店内の漬物石コーナーには向かわず、園芸コーナーで草花を愛で始めました。

うちは地域密着でやってますからねとレジの女性に言われ、私も昔から利用させてもらってますと答えると、ハイどうもーと慌ただしくあしらわれ、コンクリートブロックを2つ車まで運びました。
先に買っていた2個の前にまた2個置いて、仕事場でうっとり眺めました。