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2023/09/22 石垣の手前に獣道

カボス畑の草刈りをしていたら、石垣の手前に獣道を見つけた。
昔この辺をアナグマが歩いていたのを思い出す。

こないだ来た時にたくさんいた毛虫は、ほとんどいなくなっていた。
虫たちと一緒にバサバサ草を刈り、道をぴょこぴょこ跳ぶカエルの上を車で走る。
草刈機の歯、自動車のタイヤで引き裂かれ潰される命を想像する。
獣道はあっという間に刈った草で埋まった。
前回草を刈ったところから、彼岸花の蕾がすっと伸びている。

先月親戚の法事で会った時はこの人誰かしらという目で私を見ていた熊本のおばちゃんは、今回はちゃんと私を認識していた。
母と水汲みに行って帰って来たら、おばちゃんは薪で風呂を沸かしていたので、話に聞いていたより元気だ。
おばちゃんにとっては子供の頃から育った場所だから、体が覚えているのか何かしら動くし、昔のことを話していつも通り冗談も言うから安心した。

夕方、温泉に入ろうと竹田の街中に降りたけれどそこは休みで、オレクトロニカさんたちが最近開いた古道具屋の不図に行く。
オレクさんたちは別府のアートフェアに行ってるとのことで、店員さんと話しながら良きものたちを見て回って店内を何周したか分からない。
磨製石器、縄文土器、須恵器、猿投、李朝、伊万里、高麗、何が何やら分からぬものたち。

お店で教えてもらった温泉に行くとそこも休みで、家に戻っておばちゃんが焚いてくれた風呂に入った。
食後には、母とおばちゃんと3人で台湾土産のパイナップルケーキを食べた。
二人ともおしゃべりでテレビも爆音で流されており、そのような状況では、日記を書くことができないというのは発見だった。

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