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ハロウィーン@ボードウォークエンパイア


ネットドラマ「ボードウォークエンパイア」って1920年元旦から話がはじまる、100年前の物語設定なんですね。



こじゃれた英語を喋るスティーブ・ブシェミ演じる悪徳政治家ナッキー・トンプソンと、ヒロインであるマーガレットが禁酒婦人会で出会って、



ナッキー→マーガレット

DV夫と幼い子供を持つ薄幸な人妻だが、こいつ中身詰まってるぞと。惹かれる



マーガレット→ナッキー

現金バラまきまくりの偽善者(紙幣一枚千円くらいじゃん、ケチ)だけど、どこか寂しそう。と惹かれる。



で、マーガレットの夫が死んだら間もなくこの二人くっつきます。



ナッキーに囲われる身となるマーガレットがとある若いシングルマザーの面倒見て欲しい。と頼まれ(彼女の正体がジョンソン大統領候補の愛人なのだが)、ナッキーもマーガレットもアイルランド移民なので

「アイルランドの新年を祝うお祭りに参加しましょうよ✨」

と女二人でランタン持って先祖のお墓参りに行くんです。すでにアイルランド移民の皆さんが松明持って集まっていて、故郷の歌歌って

古代ケルト民族の年越し&先祖の霊を迎えるお盆。



が今ハロウィンと呼ばれるものの原型となる厳粛なお祭りをドラマで再現してたのが、

「これがアメドラで歴史もの作る本気か…」と唸ってしまった訳です。



🎃もねえ、トリックもねえ、ジャックオーランタン何者だ⁉️



最初はみーんな関係無かったんですね。



それって日本人の観念では、

ゆく年くる年で高瀬耕造アナが
「それぞれの想いを抱えて2020年が過ぎ去ろうとしています…ここ◯◯山◯◯寺では」


な夜と

京都五山の送り火生中継で高瀬耕造アナが
「京都五山の送り火が来し方、行く末を見守る八月15日の夜、いにしえの都びとたちはどのような想いで見送るのでしょうか?」

な夜を合わせたようなもんじゃなかですか?



私個人としては「アイルランドの皆さん、なんか、すいませんでした…」



という気持ちなので普通に過ごします。



ハロウィン近づ数日前から脳内BGM

「ダニーボーイ」になってます。

息子を戦場に送り出す歌なんだけれどとにかく歌詞が美しい。





















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