あたまのひきだし(3/5~3/12)

・小劇場のチケット料金、以前は2500~2800円が相場だったけど最近は3500円が基本ラインになってきているような気がする。

→2.5舞台など華やかな衣装・機構・特攻を小規模な劇場でも取り入れるようになったり、そこに影響を受けたのか作曲から手掛けたり物販に力を入れるようになったり。配信スタイルがコロナによってある程度定着したからその機材や人件費とかもあるのかな?


・チケットが高くなることで「新規開拓」がしにくくなった

→公演情報を発信するツールは増えているはずなのに、それがチケットの実売にきちんと繋がっているかと言われると微妙なところ

→「このストーリー面白そうだから」「運営の発信がきちんとしている」「宣伝美術に惹かれた」とか新たに足を踏み入れるきっかけは数多くあるけどすべてに共通してるのは「劇団や作品への信用と期待」かな?と


・チケットの値段を気軽に観に行けるラインに下げられない以上は、事前の情報や宣伝でどこまで「信用」を得られるかが大事。




そもそも売上をあげるには?


【配信】

・テレビや映画などとの差別化として「生で観るからこその良さ」を売りにしてきたが、感染症の影響で大手から個人レベルまで「配信」というやり方が広まった印象。

→観劇チケットと違うのは「販売数に上限がないこと」

→「配信」による収入を上げるために模索する団体が増えた

(なんなら配信機材が揃ってることをセールスポイントにしてる劇場も出てきたよね)


・定点配信もあるが、ある程度のお金と労力をかけて作成した映像データにすることでそれ以降のプロモーション素材になったり、ストック型ビジネスの素材となり得る(過去公演配信とか)

 


【権利ビジネス】

・自分が書いた作品を他の団体が上演する際に発生する「使用料」を一定の資金源とする。自分が上演をしなくとも、他のカンパニーが上演をしてくれれば収入が生まれる。その資金を利用して、更なるクリエイターを育てたり、新しい作品を作ったりといった、未来への投資的な活動ができる。



【チケット販売】も【グッズ販売】も【映像配信】もすべて

フロービジネスの収益モデルである。

→つまり新たに取引を生み出して行うため、現場ごとに増減がある。


・安定した収入にはストックビジネスの収益モデルが必須。

→サブスク(小劇場界隈だと観劇三昧とか)やファンクラブの月額料

→「公演の実施が不可能」になったときにフロー型ビジネスだと一気に収入が0になるが、ストック型ビジネスの手段を持っていれば売上をあげることができる





・照明って混ぜれば混ぜるほど「明るく、白に近づく」けど

逆に明かりで「黒」を表現しようとするとどうなるんだろうか?


・ぱっと考え付くのは光が当たってるところ、当たってないところの

陰影のコントラストで表現する方法だけど、それ以外に無いものか。


・そもそもの黒の歴史

古来から神秘性を象徴する色とされていた。

黒の色味としての深さは未知の領域や未来への探求心を刺激する

→力強さや内面の表現を象徴する色とも(ヨウジヤマモト)


・無駄をそぎ落とし、要素を引き立てるのに適した色

→つまりは他を引き立たせ主役とさせることができればそれは「黒」の役割を果たしていることになる?


・黒は光を吸収し、他の色を反射しないため、色彩的な特徴を持たない。

無色・無形の性質から、一切の変化や影響を受けず、不変的で、絶対的な色とされる。

→いっそ美しい照明、インスタレーションを作り出しそれをあえて壊す・吸収する様を見せることも「黒」の表現となりうる?





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