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【横浜F・マリノス】アンデルソン・ロペスのサブ問題と杉本健勇が得点できない理由[再投稿]

※この記事は再投稿した記事になり、内容は以前と同じものになります

ごあいさつ

はじめまして、居酒屋fやんと申します。
この記事では一般サッカーフリークス兼マリサポの筆者がnote執筆の練習がてらサッカーに関して思ったことをつらつらと書いていく雑談記事になります。
記事の内容は個人の意見や感想が入りますので、ご了承のうえで読んでいただければと思いますm(__)m
皆様の意見や感想も大歓迎なので、ぜひ居酒屋の雑談感覚で読んでやってください。

最近のマリノス

さて、この記事を執筆し始めたのが2023/06/05なので、ちょうどアウェイFC東京戦を終えた次の週になります。
いや~劇的な逆転勝利で、久しぶりに興奮してしまいました笑笑

シーズン序盤では不安定だったビルドアップも安定感を取り戻しつつあり、首位を3ポイント圏内にとらえたまま折り返せそうで何よりです。
この復調の要因は何といっても新戦術の0トップが形になってきたのが大きいと思います。
特にエウベル、ヤン、水沼、宮市の個性を持ったウィンガーの躍動と、ロペスのロベルト・フィルミーノを彷彿させるような偽9番としての働きぶりに感動します…( ;∀;)。

0トップについてはまた別の機会に詳しく書こうと思いますが、このような好調の中でマリサポが一番懸念しているのは、


アンデルソン・ロペスのサブ誰にするのか問題」


だと思います。
今回は夏場以降ロペスの代役をどうするべきか、私なりに考えてみたのでよければお付き合いください。

現在のCF事情

現在マリノスのトップチームに登録されているCF適性のあるの選手は以下の5名です

  • アンデルソン・ロペス

  • 杉本健勇

  • 植中朝日

  • 村上悠緋

  • (西村拓真)

西村に関してはトップ下での起用がメインでおそらく緊急時以外にCFで想定されることはないため()としました(鉄人なら全然できるとは思いますけど…笑)
なので実質的なCFの戦力としては4名になると考えています。
序列としてはリーグ戦のベンチワークとルヴァンの起用を見るにおそらくこのような順番でしょう。

ロペス>ケンユー>朝日≒悠緋

ロペスについては何も説明はいらないと思います。重戦車のようなフィジカルと繊細なテクニックでマリノスどころか大迫と共にJリーグを牽引する絶対的エースとして1トップに鎮座しています。
そして、マスカットのセカンドチョイスはおそらくケンユーなのでしょう。即戦力としてのレンタル移籍だったのだと思いますし、チョイスとして妥当だと思います。
残る若手2人はルヴァンで先発している朝日の方が若干序列は上なんだと思いますが、2人ともまだ育成段階の想定だと思います。
残念ながらサブ組の3人にロペスをスタメンから引きずり下ろすだけのクオリティはないため、ロペスは開幕からブラック稼働を強いられているのが現状です。
マリノスのサッカーは前線の選手の高いインテンシティによる攻守の切り替えによって支えられているため、ロペスの疲労はかなりたまっていると考えられますし、いつ故障や事故が起こっても不思議ではありません
では、ロペスの負担を軽減する、または万が一ロペスがケガをしてしまった場合どうするれば良いのか、考えていきたいと思います。

ロペスのブラック稼働救済プラン

さあ、長々と書いてきましたがいよいよ本題の「ロペスの出場時間を緩和するには?」に入りたいと思います。
結論から述べると筆者はロペスのサブには植中朝日を起用すべきなのでは?と考えています。

偽9番の適正

上でマスカットのセカンドチョイスはケンユーと話しましたが、なぜケンユーではなく朝日なのか?
それは偽9番の役割を与える上でケンユーには致命的な課題があり朝日はその課題を比較的克服している傾向にあるため、より偽9番の適性があると考えているからです。
私はこの課題がケンユーがゴールをとれない原因なのではないかと考えています。

杉本健勇が得点できない理由

煽り文句的にタイトルにも書いてしまいましたが、身長は187cmでフィジカルが強く、技術もあって、スピードも申し分ないのに昨シーズンはジュビロ磐田でPKの1ゴールのみと得点に絡むことができませんでした
なぜゴールに絡むことができないのか?マリノスに戻ってきて、出場した数試合を見て原因はこれなのでは…?と思しき現象を発見したので紹介します。

これから記載する画像はケンユーが出場しているときに訪れた3つの決定機の大まかな配置図です。
この3つの決定機は共通点があり、それは決定機に至るまでのビルドアップまたはカウンターが自陣からスタートしているという点です。
この配置図のマリノス選手の位置とケンユーの位置に注目してください。

  • ブルー:マリノス選手

  • グレー:相手選手

2023/5/7京都戦84:28~水沼のクロスから吉尾のヘディングが惜しくも防がれる

これは京都戦で自陣で奪ってからマルコスとヤンが起点になってのカウンター、吉尾のヘディングは惜しくも防がれる

2023/5/28福岡戦83:25~奪って宮市がサイドで突破

続けて福岡戦で自陣で奪ってからのカウンター、相手DF陣が密集していてゴール前の水沼にクロスが通らず

2023/5/28福岡戦84:42~奪って宮市がサイドで突破

最後に自陣からのビルドアップが始まり、流れの中で水沼とポジションを入れ替えて右にいた宮市が1対1を仕掛けたシーン、惜しくもクロスは防がれてしまいましたが、サイドのクロッサーにボールがわたっている点は同じです。

いない…PAの中にケンユーがいない…!
そう、偽9番をやらせるうえでの致命的な課題とは、「攻め上がりの遅さ」です。
みなさん福岡戦の1点目を覚えていますでしょうか?
あれはロペスのゴールですが、その起点になったのも中盤まで降りてきたロペスのポストプレーでした。
偽9番として起用する場合、CFの選手はポジションを中盤にとっていても、サイドの選手にボールがわたり前進するのと同時にPAの中に入ってフィニッシャーになるれるかどうかはとても重要です。
ケンユーは中盤にポジションをとって起点になることはできますが、その後ジョギングする癖があるようで、せっかくできた決定機にPAの枚数が足りていない現象が起こってしまっています。(1つ目の決定機をDAZNで見返して、見事なまでのジョギングだったので少しイラッとしてしまいました…笑)
これはジュビロで点を取れないわけだ…と正直思ってしまった…。
2021年シーズンにケンユーはマリノスで5得点していますが、これらはすべてサイドからのクロスを頭で合わせるヘディングシュートでした。
当時のマリノスは偽9番を導入しておらず、1トップの役割はDFラインのピン止めだっため中盤まで下りてくる必要がなかったのが、決定機に頭を合わせることができた要因かと思います。
一方2022シーズンのジュビロでは中盤に下りてきてポストプレーをしてつぶれるシーンを何度か見かけました。
つまり、このままだとケンユーには21シーズンのようなゴールを期待できない可能性があるということです。
もちろんセットプレーからの得点はあるかもしれませんが、逆にセットプレーでしか得点できないCFは物足りないでしょう…。


振り返ってみると、今シーズンケンユーがロペスと交代しているのって勝ち越しているときだけで負けているシチュエーションではロペスは下げていないんですよね。
ぜひケンユーが出場した試合を見返してほしいのですが、マスカットの「ケンユー!GO!」という怒号が何度も響いています。
最初は守備のことを言っているのかと思ったのですが、攻撃に関しても檄を飛ばしている可能性があると思います。

植中朝日の才能

ケンユーが抱える課題について話しましたが、私が植中朝日を推す理由は彼は起点になったあとフィニッシャーにもなれるポジショニングができるからです。
つまり、ルヴァンを見ている限りではありますが、ケンユーの課題をすでにクリアしているということですね。
例を挙げます、ルヴァンカップアウェイ鳥栖戦で自陣からビルドアップしたシーンです。

2023/3/26ルヴァンカップ鳥栖戦65:35~朝日の落としから井上へスルーパス

このシーンでは朝日が喜田からの縦パスを松原に落として、松原から井上の前方のスペースにパスが送られて前進できています。
ではこの後井上がPA付近までドリブルした際の配置を見てみましょう。

2023/3/26ルヴァンカップ鳥栖戦65:45~井上のドリブルからクロス

自身が起点になった直後のシーンですが、しっかりPAの中でクロスに対応できる場所まで上がることができています
この試合はこのほかにも2,3シーン同様の動きがみられました。

また、朝日はDF背後をとる動きが上手いうえにDFを背負うことも比較的できています。タイプとしては上田綺世に似ているきがしますね。
恐らくスタミナやフィジカル的な部分、ケガの影響などでまだリーグ戦に絡ませられないという判断がされてしまっていると思いますが、
マスカットは比較的若い選手を起用することをためらわない監督なため、リーグ後半戦ではベンチ入りがあるのではないかと推測しています。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました!
ロペスの代役問題について書いてきましたが総括です。

  • ケンユーの課題は攻め上がりの遅さ

  • セカンドチョイスで植中朝日が見たい!

ケンユーの課題が解決される植中朝日が偽9番で活躍する
ロペスをブラック稼働から解放するにはこのどちらかが必要不可欠だと思います。
マリノスは個性豊かで、ハードワークを惜しまないアタッカーがそろっています
そんな中でスタメンやベンチ入りを勝ち取るのは難しいと思いますが、ケンユー、朝日、悠緋3人とも自分の長所を伸ばしつつ抱えている課題を解決してロペスを脅かす存在になってほしいですね
3人ともそれだけの才能があることは試合を見ていれば明白です。
初執筆で内容がとっ散らかって4000字にもなってしまった…次回はもっと簡潔にまとめて読みやすい記事を書きたいと思います。
意見や感想などいただけたら泣いて喜びます。(初心者なのでぜひお手柔らかに…笑)

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